Appleマップ vs Googleマップ徹底比較:2019年、どちらを選ぶべきか?
2012年にAppleマップが初めてリリースされた当時、ファンや批評家の多くは「Googleマップと比べるとジョークのようなものだ」と一蹴しました。サービス自体は一応機能していたものの、提供されるルート案内の精度はGoogleのサービスに遠く及ばず、その結果、リリース後何年もの間、多くのユーザーがこのアプリを避けることになりました。
しかしそれ以降、Appleマップは初期の欠点を見事に克服し、今では地図アプリの王座を争う有力な候補へと成長しています。では、現在の「地図アプリの王者」は誰なのでしょうか?Googleは危機感を抱くべきなのでしょうか、それともAppleにはまだ長い道のりが残っているのでしょうか?
対応デバイス
名前に「Apple」とある通り、Appleマップは同社独自のデバイスでしか動作しません。公式ウェブサイトは存在せず、アプリもMacやiOSデバイス限定です。Apple製品だけを使っている方にとっては理想的ですが、複数メーカーのデバイスを使い分けている方にとっては大きな制約となります。
一方、Googleマップは事実上あらゆる環境で利用可能です。モダンなウェブブラウザを搭載したパソコンならどこからでもアクセスでき、AndroidとiOSの両方にネイティブアプリが用意されています。
機能とユーザーインターフェース
両アプリとも基本的な地図表示に加え、現代の地図アプリに期待される標準的な機能を網羅しています。ターンバイターンナビゲーション付きの自動車ルート案内をはじめ、徒歩や公共交通機関の経路検索にも対応しています。
Googleマップには、駐車場情報の表示や有料道路・フェリーの回避設定といった追加機能があります。Appleマップも有料道路の回避や到着後の駐車位置の記録に対応していますが、フェリーの回避には非対応です。通勤ルートにフェリーが含まれる方にとっては、これがネックになるかもしれません。
また、AppleマップはAppleデバイス専用に設計されているため、OSとの統合は非常に自然で滑らかです。GoogleマップはAndroidでは違和感なく使えますが、iPhone上では少し場違いな印象を受けることもあります。
精度
Appleマップは、ローンチ当初の苦難の時代から大きく進化を遂げました。Googleマップほどの膨大なリソースを持つわけではありませんが、日常的なナビゲーションにおいては十分な精度を誇ります。
GoogleマップはAppleマップより長い歴史を持ち、対応デバイスもはるかに多いため、利用者数も圧倒的です。これはつまり、より多くのデータがGoogleにフィードバックされることを意味します。精度の観点ではこれは大きな強みで、Googleは蓄積したデータを活用してサービスをさらに高精度に改良できます。ただし、これには見過ごせない代償が伴います。次の項目で詳しく見ていきましょう。
プライバシー
GoogleマップとAppleマップの最大の違いの一つは、2社がユーザーの個人データをどう扱うかという点にあります。Googleはデータの収集と活用によって収益の相当部分を得ている企業であり、Googleマップを利用すると、アプリの使用状況に関するデータが収集され、広告などに活用されます。
一方のAppleは、特に近年、ユーザーのプライバシーを重視する姿勢を積極的に公言しており、言葉だけでなく実際の製品設計でもそれを実践しています。Appleマップはその好例で、アプリの多くの機能はユーザーアカウントへのサインインなしで利用できます。さらに、ナビゲーションやルート案内に関するデータ処理の大部分は、使用中のデバイス上だけで完結する仕組みになっています。
まとめ
ここまで見てきたように、GoogleマップとAppleマップはどちらもそれぞれの得意分野をしっかりと持っています。どちらを選ぶかは、主に以下の要因で決まるでしょう。とにかく多機能なサービスを求めるなら、Googleマップが最適です。逆に、機能性よりもプライバシー保護を優先したいなら、Appleマップがベストな選択となるでしょう。
なお、地図アプリはこの2つだけではありません。他のアプリとの比較に興味がある方は、GoogleマップとWazeを対比させた記事もぜひ参考にしてみてください。
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