Androidで実行時に権限の付与状態を確認する方法【サンプルコード付き】
この記事では、Androidアプリで実行時(ランタイム)に権限が付与されているかどうかを確認する方法を、実際のサンプルコードとともに解説します。Android 6.0(APIレベル23)以降、危険なパーミッションはインストール時ではなく実行時にユーザーの許可を得る必要があるため、その確認手順は必須の知識となっています。
全体の流れ
本チュートリアルでは、ANSWER_PHONE_CALLS(電話への応答)権限を実行時にリクエストし、ユーザーが許可したか拒否したかをトーストで表示する簡単なアプリを作成します。
ステップ1:新しいプロジェクトを作成する
Android Studioを開き、メニューから「File」→「New Project」を選択して、必要な項目をすべて入力し、新しいプロジェクトを作成します。
ステップ2:レイアウトファイル(activity_main.xml)を編集する
res/layout/activity_main.xml に以下のコードを追加します。画面中央にメッセージを表示するシンプルなレイアウトです。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<RelativeLayout xmlns:android="https://schemas.android.com/apk/res/android"
xmlns:tools="https://schemas.android.com/tools"
android:layout_width="match_parent"
android:layout_height="match_parent"
tools:context=".MainActivity">
<TextView
android:layout_width="wrap_content"
android:layout_height="wrap_content"
android:layout_centerInParent="true"
android:text="Grant permissions at run-time..."
android:textSize="16sp"
android:textStyle="bold"/>
</RelativeLayout>ステップ3:MainActivity.java に権限チェックの処理を追加する
src/MainActivity.java に以下のコードを記述します。
import android.Manifest;
import android.content.pm.PackageManager;
import android.os.Build;
import android.support.annotation.NonNull;
import android.support.v7.app.AppCompatActivity;
import android.os.Bundle;
import android.support.v4.app.ActivityCompat;
import android.widget.Toast;
public class MainActivity extends AppCompatActivity{
private static final int REQUEST_PERMISSION_CODE = 101;
@Override
protected void onCreate(Bundle savedInstanceState) {
super.onCreate(savedInstanceState);
setContentView(R.layout.activity_main);
if (Build.VERSION.SDK_INT >= Build.VERSION_CODES.O) {
if (ActivityCompat.checkSelfPermission(this, Manifest.permission.ANSWER_PHONE_CALLS)!=PackageManager.PERMISSION_GRANTED) {
ActivityCompat.requestPermissions(this, new String[]{Manifest.permission.ANSWER_PHONE_CALLS}, REQUEST_PERMISSION_CODE);
}
}
}
@Override
public void onRequestPermissionsResult(int requestCode, @NonNull String permissions[], @NonNull int[] grantResults) {
switch (requestCode) {
case REQUEST_PERMISSION_CODE: {
if (grantResults[0] == PackageManager.PERMISSION_GRANTED) {
Toast.makeText(this, "Permission Granted..", Toast.LENGTH_SHORT).show();
} else {
Toast.makeText(this, "Permission Denied..", Toast.LENGTH_SHORT).show();
}
}
}
}
}コードのポイント
- checkSelfPermission():対象の権限がすでに許可されているかを確認します。
PERMISSION_GRANTED以外が返された場合は、まだ許可されていないことを意味します。 - requestPermissions():許可されていない場合に、システムの権限ダイアログを表示してユーザーに許可を求めます。
- onRequestPermissionsResult():ユーザーがダイアログで選択した結果を受け取るコールバックです。許可されれば「Permission Granted」、拒否されれば「Permission Denied」というトーストを表示します。
- Build.VERSION.SDK_INT のチェック:
ANSWER_PHONE_CALLSはAndroid 8.0(API 26)以降で追加された権限のため、OSバージョンの判定を行っています。
ステップ4:AndroidManifest.xml にパーミッションを宣言する
androidManifest.xml に以下のように <uses-permission> を追加します。マニフェストへの宣言を忘れると、実行時リクエストが正しく機能しないので注意してください。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<manifest xmlns:android="https://schemas.android.com/apk/res/android" package="app.com.sample">
<uses-permission android:name="android.permission.ANSWER_PHONE_CALLS"/>
<application
android:allowBackup="true"
android:icon="@mipmap/ic_launcher"
android:label="@string/app_name"
android:roundIcon="@mipmap/ic_launcher_round"
android:supportsRtl="true"
android:theme="@style/AppTheme">
<activity android:name=".MainActivity">
<intent-filter>
<action android:name="android.intent.action.MAIN" />
<category android:name="android.intent.category.LAUNCHER" />
</intent-filter>
</activity>
</application>
</manifest>アプリを実行して動作を確認する
それでは、アプリケーションを実行してみましょう。実機のAndroidスマートフォンをパソコンに接続しているものとして説明します。Android Studioからプロジェクト内のアクティビティファイルを開き、ツールバーの「Run」アイコンをクリックしてください。デバイス選択画面で自分のモバイル端末を選択すると、端末上でアプリが起動します。
アプリを起動すると、以下のように電話への応答権限を求めるダイアログが表示されます。

ダイアログで「許可(ALLOW)」を選択すると権限が付与され、「Permission Granted..」というトーストが表示されます。「許可しない(DENY)」を選択した場合は「Permission Denied..」と表示されます。

まとめ
Androidの実行時権限の確認は、①マニフェストでパーミッションを宣言 → ②checkSelfPermission()で許可状態を確認 → ③未許可ならrequestPermissions()でリクエスト → ④onRequestPermissionsResult()で結果を受け取る、という流れで実装します。この基本パターンを覚えておけば、位置情報やカメラなど他の危険なパーミッションにも同じ手法を応用できます。
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