【Android】デバイス起動時にアプリを自動起動させる方法を徹底解説
概要
本記事では、Androidデバイスの電源投入・再起動が完了したタイミングで、アプリケーションを自動的に起動させる方法を解説します。BroadcastReceiverを使ってシステムが発行する「BOOT_COMPLETED」ブロードキャストを受け取り、そこからアクティビティを起動するのが基本的な仕組みです。
実装手順
ステップ1:新規プロジェクトの作成
Android Studioを開き、File ⇒ New Project を選択します。必要な項目をすべて入力して、新しいプロジェクトを作成しましょう。
ステップ2:レイアウトファイル(res/layout/activity_main.xml)の編集
まずは画面レイアウトを定義します。res/layout/activity_main.xml に以下のコードを記述してください。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<RelativeLayout xmlns:android="https://schemas.android.com/apk/res/android"
xmlns:tools="https://schemas.android.com/tools"
android:layout_width="match_parent"
android:layout_height="match_parent"
android:padding="4dp"
tools:context=".MainActivity">
<TextView
android:layout_width="wrap_content"
android:layout_height="wrap_content"
android:text="Hello World"
android:textSize="24sp"
android:layout_centerInParent="true"
android:textStyle="bold"/>
</RelativeLayout>
ステップ3:BroadcastReceiverクラス(StartAppOnBoot.java)の作成
次に、新しいJavaクラス「StartAppOnBoot.java」を作成し、以下のコードを追加します。このクラスは、システムから送信される起動完了ブロードキャストを受信し、MainActivityを呼び出す役割を担います。なお、BroadcastReceiverからアクティビティを起動する場合は、FLAG_ACTIVITY_NEW_TASKフラグの指定が必須となる点に注意してください。
import android.content.BroadcastReceiver;
import android.content.Context;
import android.content.Intent;
public class StartAppOnBoot extends BroadcastReceiver {
@Override
public void onReceive(Context context, Intent intent) {
if (Intent.ACTION_BOOT_COMPLETED.equals(intent.getAction())) {
Intent i = new Intent(context, MainActivity.class);
i.addFlags(Intent.FLAG_ACTIVITY_NEW_TASK);
context.startActivity(i);
}
}
}
ステップ4:MainActivity.java の実装
src/MainActivity.java に以下のコードを記述します。ここでは標準的なテンプレートのままで問題ありません。
import android.os.Bundle;
import android.support.v7.app.AppCompatActivity;
public class MainActivity extends AppCompatActivity {
@Override
public void onCreate(Bundle savedInstanceState) {
super.onCreate(savedInstanceState);
setContentView(R.layout.activity_main);
}
}
ステップ5:AndroidManifest.xml への権限宣言とレシーバー登録
最後に、androidManifest.xml に以下のコードを追加します。ポイントは2つあります。1つ目は RECEIVE_BOOT_COMPLETED 権限の宣言、2つ目はレシーバーの intent-filter に BOOT_COMPLETED アクションを登録することです。これにより、システムが起動完了を通知した際に StartAppOnBoot レシーバーが呼び出されるようになります。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<manifest xmlns:android="https://schemas.android.com/apk/res/android" package="app.com.sample">
<uses-permission android:name="android.permission.RECEIVE_BOOT_COMPLETED" />
<application
android:allowBackup="true"
android:icon="@mipmap/ic_launcher"
android:label="@string/app_name"
android:roundIcon="@mipmap/ic_launcher_round"
android:supportsRtl="true"
android:theme="@style/AppTheme">
<activity android:name=".MainActivity">
<intent-filter>
<action android:name="android.intent.action.MAIN" />
<category android:name="android.intent.category.LAUNCHER" />
</intent-filter>
</activity>
<receiver android:name=".StartAppOnBoot" >
<intent-filter>
<action android:name="android.intent.action.BOOT_COMPLETED" />
<action android:name="android.intent.action.QUICKBOOT_POWERON" />
</intent-filter>
</receiver>
</application>
</manifest>
アプリの実行と動作確認
それでは、アプリを実行してみましょう。実際のAndroid端末をパソコンに接続しているものとして説明を進めます。Android Studioでプロジェクト内のアクティビティファイルを開き、ツールバーにあるRunアイコンをクリックしてください。実行デバイスとして自分のモバイル端末を選択します。
インストール後、端末の電源を入れ直すと、起動が完了した時点で自動的にアプリが立ち上がり、以下のように初期画面が表示されます。



動作しない場合の注意点
Xiaomi、Huaweiなどの一部メーカー端末では、独自の省電力機能やセキュリティ機能によって自動起動が制限されていることがあります。その場合は、端末の設定から該当アプリの「自動起動」を許可する必要があります。また、Android 10(API 29)以降では、バックグラウンドからのアクティビティ起動に厳しい制限が課されているため、OSのバージョンによっては本手法が期待どおりに動作しない点にも留意してください。
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