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#include を使うべきではない理由とは?

<bits/stdc++.h>とは何か

#include <bits/stdc++.h>は、C++の標準ライブラリを一括で読み込めるヘッダーファイルです。このファイルを1つインクルードするだけで、標準ライブラリのほぼすべての機能が利用できるようになります。そのため、競技プログラミングのコンテストなど、解答にかける時間を少しでも節約したい場面では重宝されることがあります。

ソフトウェア開発では避けるべき理由

しかし、ソフトウェア工学の観点からは、インクルードするファイルは必要最小限に抑えることが良い設計とされています。このヘッダーファイルを使うと、プログラムにとって実際には不要な大量のファイルまで読み込んでしまうため、コンパイル時間の増加やプログラムサイズの肥大化を招く可能性があります。

<bits/stdc++.h>の主なデメリット

  • 標準のヘッダーファイルではない: <bits/stdc++.h>はGNU C++ライブラリの公式な標準ヘッダーではありません。そのため、使用しているコンパイラによっては、このヘッダーを含むソースコードが正しくコンパイルできないことがあります。

  • コンパイルに余計な時間がかかる: 不要なファイルまで多数読み込むため、コンパイルに不必要に長い時間を要する場合があります。

  • 移植性(ポータビリティ)がない: 標準C++ライブラリの一部ではないため、環境が変わると動作しなくなる恐れがあり、コードの可搬性が損なわれます。

  • ヘッダーが再帰的に読み込まれる: このヘッダーファイルを使用すると、コードをコンパイルするたびに、コンパイラが膨大な数のヘッダーを再帰的に読み込もうとします。

まとめ

<bits/stdc++.h>は競技プログラミングのような一時的な用途には便利ですが、本格的な開発では非標準・非ポータブルであり、コンパイル効率の面でも不利です。実務では、必要な標準ヘッダーだけを個別にインクルードすることが推奨されます。

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