C++で配列を参照渡しする方法|ポインタを使った関数呼び出しの基本
C++において、関数を呼び出すときに配列のアドレス(番地)を渡す方式は「参照渡し(call by reference)」と呼ばれます。引数としてアドレスを渡す場合、それを受け取る側の関数は、渡されたアドレスを格納できるようにポインタ型の仮引数を宣言しておく必要があります。
関数側では、間接参照演算子「*」を使うことで、ポインタが指し示す先の値にアクセスできます。これにより、関数の中から元の配列のデータを直接操作することが可能になります。
サンプルコード
#include <iostream>
using namespace std;
void show( int *num) {
cout<<*num;
}
int main() {
int a[] = {3,2,1,6,7,4,5,0,10,8};
for (int i=0; i<10; i++) {
show (&a[i]);
}
return 0;
}実行結果
32167450108
コードのポイント
- show(int *num):ポインタ型の引数を受け取る関数です。「*num」で渡されたアドレス先の値を出力します。
- &a[i]:配列の i 番目の要素のアドレスを取得し、関数へ渡しています。
- forループ:配列の全要素(10個)に対して、順番に show 関数を呼び出します。
補足:配列全体をまとめて渡す方法
上記の例では要素ごとにアドレスを渡していますが、実際の開発では配列名(先頭要素へのポインタ)と要素数を一緒に渡し、関数内でループ処理を行うのが一般的です。
#include <iostream>
using namespace std;
void showAll(int *arr, int size) {
for (int i = 0; i < size; i++) {
cout << arr[i];
}
}
int main() {
int a[] = {3,2,1,6,7,4,5,0,10,8};
showAll(a, 10);
return 0;
}また、C++ではポインタの代わりに参照(&)を使った参照渡しも可能です。参照を使うとポインタ演算のミスを防げるため、より安全に元のデータへアクセスできます。用途に応じて使い分けるとよいでしょう。
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