C++でstd::vectorをシャッフルする方法(Fisher-Yatesアルゴリズム)
std::vectorの要素をシャッフルするには、古典的なFisher-Yatesシャッフルアルゴリズムを利用する方法があります。
このアルゴリズムでは、ベクターを先頭から線形に走査し、各要素を「その要素自身を含む残りの要素」の中からランダムに選ばれた要素と入れ替えていきます。これにより、すべての並び順が等しい確率で現れる、偏りのないシャッフルが実現できます。
アルゴリズム
Begin
show()関数を宣言する。
show()関数内で、ベクターのconst参照を引数として受け取る。
for (auto const& i : input)
変数iの値を出力する。
vector型の変数vを宣言する。
配列形式でvに初期値を設定する。
整数型の変数sizeを宣言する。
size()関数を呼び出してベクターのサイズを取得する。
size = v.size() を代入する。
for (int i = 0; i < size - 1; i++)
int j = i + rand() % (size - i)
swap()関数を呼び出して、v[i]とv[j]の値を入れ替える。
「シャッフル後の要素」を出力する。
show()関数を呼び出して、シャッフル後のvの内容を表示する。
End.
サンプルコード
#include <iostream>
#include <vector>
#include <algorithm>
using namespace std;
void show(vector<int> const &input) {
for (auto const& i : input) {
std::cout << i << " ";
}
}
int main() {
vector<int> v = { 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9 };
int size = v.size();
for (int i = 0; i < size - 1; i++) {
int j = i + rand() % (size - i);
swap(v[i], v[j]);
}
cout << "シャッフル後の要素" << endl;
show(v);
return 0;
}
実行結果
シャッフル後の要素 2 8 5 3 1 9 4 7 6
※乱数を使用しているため、実行するたびに表示される要素の順序は変わります。
補足:C++11以降ならstd::shuffleが便利
rand()は乱数の品質が低く、分布に偏りが生じる可能性があります。実務では、<random>ヘッダーで提供される乱数エンジンとstd::shuffleを組み合わせる方法が推奨されます。
#include <random> #include <algorithm> std::random_device rd; std::mt19937 gen(rd()); std::shuffle(v.begin(), v.end(), gen);
std::shuffleは内部でFisher-Yatesアルゴリズムを採用しており、高品質な乱数で確実にシャッフルできます。特別な理由がない限り、こちらの利用を検討するとよいでしょう。
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