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コンパイラが使用しているC++標準のバージョンを確認する方法(__cplusplusマクロ)

C++でプログラムを開発していると、現在コンパイラがどのC++標準に準拠してコンパイルを行っているのかを確認したい場面があります。そんなときに役立つのが、__cplusplusという定義済みマクロです。このマクロは、コンパイラが採用しているC++標準のバージョンに応じて、あらかじめ決められた値を返します。

標準ごとの__cplusplusの値

標準規格__cplusplus の値
C++98以前1
C++98199711L
C++98 + TR1判別不可(C++98として扱われる)
C++11201103L
C++14201402L
C++17201703L

サンプルコード

以下のコードでは、__cplusplusの値を条件分岐で判定し、使用されているC++標準のバージョンを出力しています。

#include<iostream>
int main() {
   if (__cplusplus == 201703L)
      std::cout << "C++17" << std::endl;
   else if (__cplusplus == 201402L)
      std::cout << "C++14" << std::endl;
   else if (__cplusplus == 201103L)
      std::cout << "C++11" << std::endl;
   else if (__cplusplus == 199711L)
      std::cout << "C++98" << std::endl;
   else
      std::cout << "pre-standard C++" << std::endl;
}

実行結果

C++98

補足:MSVCにおける注意点

Visual Studio(MSVC)のコンパイラは、歴史的な理由から/Zc:__cplusplusオプションを指定しない限り、__cplusplusの値として常に199711Lを返す仕様になっています。そのため、MSVCで正確なバージョンを取得したい場合は、このオプションを有効にするか、代わりに_MSVC_LANGマクロを使用するとよいでしょう。

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