【C++入門】数値や文字列の集合からランダムな分割(パーティション)を生成する方法
本記事では、与えられた数値の配列または文字列から、ランダムな分割(ランダムパーティション)を生成するC++プログラムを紹介します。このプログラムは、rand()関数を活用して、要素の総数をランダムなサイズのグループに分割していく仕組みです。
アルゴリズムの流れ
プログラムの処理手順は以下のとおりです。
- 数値配列か文字列のどちらを扱うか、選択肢として入力を受け取ります。
- 選択が「1」(整数配列)の場合:
- 要素数 n と、n 個の整数からなる配列を入力します。
- 配列を走査するためのインデックス変数 l を 0 で初期化します。
rand()を使って、n をランダムな整数分割に分解します。- 各分割サイズ i に対して、インデックス l から順に i 個の整数を出力します。
- 選択が「2」(文字列)の場合:
- 文字列を配列 ch[] に入力します。
strlen()で文字列の長さを求め、インデックス l を 0 で初期化します。- 文字列の長さに対してランダムな整数分割を生成します。
- 各分割サイズ i に対して、インデックス l から順に i 個の文字を出力します。
サンプルコード
以下が実際のC++プログラムです。ユーザーの選択に応じて、整数配列と文字列のどちらかを処理します。
#include<iostream>
#include<stdlib.h>
#include<string.h>
using namespace std;
int main() {
int n, i, j, l, c;
cout<<"Enter 1 for integer and 2 for character array to generate array: ";
cin>>c;
//選択が1の場合(整数配列):
if(c== 1) {
cout<<"\nEnter the number of element in the integer array: ";
cin>>n;
int a[n];
cout<<"\nEnter the elements of the array: \n";
for(i = 0; i < n; i++) {
cout<<"Enter "<<i+1<<" element: ";
cin>>a[i];
}
cout<<"\nThe random partition of the given array is: \n";
l = 0;
while(n > 0) {
cout<<"\t[";
i = rand()%n + 1;
n = n-i;
for(j = 0; j < i; j++) {
cout<<a[l]<<" ";
l++;
}
cout<<"]";
}
}
//選択が2の場合(文字列):
else {
char ch[100];
cout<<"Enter the characters: ";
cin>>ch;
n = strlen(ch);
cout<<"\nThe random partition of the given string is: \n";
l = 0; //配列を走査するため l = 0 を代入
while(n > 0) {
cout<<"\t[ ";
i = rand()%n + 1;
n = n-i;
for(j = 0; j < i; j++) {
cout<<ch[l]<<" ";
l++;
}
cout<<"]";
}
}
return 0;
}実行例1:整数配列の場合
選択肢に「1」を入力し、10個の整数からなる配列をランダムに分割した例です。
Enter 1 for integer and 2 for character array to generate array: 1 Enter the number of element in the integer array: 10 Enter the elements of the array: Enter 1 element: 10 Enter 2 element: 9 Enter 3 element: 8 Enter 4 element: 7 Enter 5 element: 6 Enter 6 element: 5 Enter 7 element: 4 Enter 8 element: 3 Enter 9 element: 2 Enter 10 element: 1 The random partition of the given array is: [10 9 ] [8 7 6 5 ] [4 3 2 ] [1 ]
この例では、10個の要素が「2個」「4個」「3個」「1個」の4つのグループにランダムに分割されました。
実行例2:文字列の場合
選択肢に「2」を入力し、アルファベット26文字の文字列をランダムに分割した例です。
Enter 1 for integer and 2 for character array to generate array: 2 Enter the characters: ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ The random partition of the given string is: [ A B C D E F G H I J K L M N O P ] [ Q R S T U V W X ] [ Y ] [ Z ]
26文字の文字列が「16文字」「8文字」「1文字」「1文字」のグループに分割されました。
プログラムのポイント解説
- ランダムサイズの決定:
rand()%n + 1により、残りの要素数 n の範囲内で1以上のランダムなサイズを生成しています。これにより、すべての要素が必ずどこかのグループに属することが保証されます。 - 要素の消費: 分割サイズ i を決めるたびに
n = n - iで残数を減らし、インデックス l を進めることで、要素の重複や漏れを防いでいます。 - 終了条件: whileループは n が 0 になった時点で終了するため、全要素をちょうど一度ずつ出力できます。
この手法は、配列や文字列をランダムなグループに分けたい場合のシンプルな実装例として、アルゴリズムの学習にも役立ちます。なお、より厳密な乱数が必要な場合は <random> ヘッダーの mt19937 などを使用することを推奨します。
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