C++でソート済み配列の過半数要素(マジョリティ要素)を判定する方法
ソート済みの配列が与えられたとき、指定した数値 x がその配列の「過半数要素(majority element)」であるかどうかを判定する問題について解説します。
過半数要素(マジョリティ要素)とは
ある要素が過半数要素であるとは、その要素が配列内に n/2 回より多く出現することを指します。ここで n は配列のサイズです。
例えば、配列 {1, 2, 3, 3, 3, 3, 6}、x = 3 の場合を考えてみましょう。この配列には 3 が 4 回出現しており、配列のサイズは 7 なので、4 > 7/2 = 3 となり、3 は過半数要素であると言えます。したがって答えは true になります。
アプローチ
配列はソートされているため、同じ要素は必ず連続して並んでいます。この性質を利用すると、次のようなシンプルな手順で判定できます。
- 配列を先頭から走査し、x と等しい要素の出現回数を数えます。
- x より大きい要素が出現した時点でループを抜けます(ソート済みのため、それ以降に x は存在しない)。
- 出現回数が n/2 より大きければ true、そうでなければ false を返します。
この方法の計算量は O(n) です。
C++での実装例
#include <iostream>
using namespace std;
bool isMajorityElement(int arr[], int n, int x){
int freq = 0;
for(int i = 0; i < n; i++){
if(arr[i] == x)
freq++;
if(arr[i] > x)
break;
}
return (freq > n/2);
}
int main() {
int arr[] = {1, 2, 3, 3, 3, 3, 6};
int n = sizeof(arr)/sizeof(arr[0]);
int x = 3;
if (isMajorityElement(arr, n, x))
cout << x << " は配列の過半数要素です";
else
cout << x << " は配列の過半数要素ではありません";
}
実行結果
3 は配列の過半数要素です
補足:二分探索による効率化
配列がソート済みであるという条件をさらに活かせば、二分探索を用いて x が最初に出現する位置(lower_bound)と最後に出現する位置(upper_bound)を求め、その差から出現回数を計算する方法もあります。この場合、計算量は O(log n) に抑えられます。
#include <iostream>
#include <algorithm>
using namespace std;
bool isMajorityElement(int arr[], int n, int x){
int first = lower_bound(arr, arr + n, x) - arr;
int last = upper_bound(arr, arr + n, x) - arr;
return (last - first > n/2);
}
要素数が多い配列を扱う場合や、繰り返し判定を行う場合には、二分探索を利用したこちらの方法の方が効率的です。
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