【C++】文字列から隣接するk個の重複をすべて削除するアルゴリズム
文字列 s と整数 k が与えられた状況を考えてみましょう。「k個の重複削除」とは、文字列の中から隣接する k 個の同一文字を選んで取り除き、削除した部分の左側と右側をつなぎ合わせる操作のことです。この操作を、それ以上文字列を変更できなくなるまで繰り返し適用し、最終的に残る文字列を求めるのが本問題の目的です。
具体例で確認しよう
入力が s = "deeedbbcccbdaa"、k = 3 の場合を順に追ってみます。
- まず "eee" を削除 →
"ddbbcccbdaa" - 次に "ccc" を削除 →
"ddbbbdaa" - さらに "bbb" を削除 →
"dddaa" - 最後に "ddd" を削除 →
"aa"
したがって、この場合の出力は "aa" となります。
解法のアプローチ:スタックを活用する
この問題は「スタック」を使うことで効率的に解けます。各スタック要素には「文字」と「その文字が連続して現れた回数」のペアを格納するのがポイントです。手順は以下の通りです。
- 答えを格納する文字列 ans を空文字列で初期化する。
- (char, int) ペアを保持できるスタックを作成し、n := 文字列の長さとする。
- i が 0 から n までの間、以下を繰り返す。
- x := s[i] とする。
- スタックが空でなく、スタックトップのカウントが k に等しければ、トップ要素を取り除く(pop)。
- i == n ならばループを抜ける。
- スタックが空、またはスタックトップの文字が x と異なる場合は、ペア (x, 1) をプッシュし、i を 1 増やす。
- そうでなければ、スタックトップのカウントを 1 増やし、i を 1 増やす。
- スタックが空になるまで、以下を繰り返す。
- temp := スタックトップ要素とする。
- temp のカウントが 0 になるまで、ans に temp の文字を追加し、カウントを 1 減らす。
- スタックトップを取り除く。
- 最後に ans を反転させて返す。
それでは、実際の実装を見て理解を深めましょう。
C++実装例
#include <bits/stdc++.h>
using namespace std;
class Solution {
public:
string removeDuplicates(string s, int k) {
string ans = "";
stack< pair<char, int> > st;
int n = s.size();
for(int i = 0; i <= n;){
char x = s[i];
if(!st.empty() && st.top().second == k) st.pop();
if(i == n) break;
if(st.empty() || st.top().first != x){
st.push({x, 1});
i++;
} else {
st.top().second++;
i++;
}
}
while(!st.empty()){
pair<char, int> temp = st.top();
while(temp.second--) ans += temp.first;
st.pop();
}
reverse(ans.begin(), ans.end());
return ans;
}
};
main(){
Solution ob;
cout << (ob.removeDuplicates("deeedbbcccbdaa", 3));
}
入力
"deeedbbcccbdaa" 3
出力
aa
計算量の評価
時間計算量: O(n)。各文字はスタックへの登録時に1回、結果文字列の構築時に最大1回処理されるため、全体で文字列長に対して線形時間で完了します。
空間計算量: O(n)。最悪ケースでは、すべての文字が異なる場合にスタックへ n 個の要素が格納され得ます。
このようにスタックで「文字と連続回数」を管理することで、削除後の連結による新たな重複も自動的に検出でき、繰り返し削除が必要なケースにも一括して対応できます。
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