C++で文字列から部分列「abc」を削除できる最大回数を求める方法
問題の概要
この課題では、与えられた文字列の中から特定の部分列(サブシーケンス)を何回取り除けるか、その最大回数を求めます。具体的には、文字列 s が与えられたとき、その中から部分列 「abc」 を最大で何個削除できるかを計算します。
まず、具体例を使って問題を理解しましょう。
入力例 1
s = "dnabcxy"
出力例 1
1
解説: 文字列「dnabcxy」には「abc」という部分列が1つしか含まれていないため、出力は 1 となります。
入力例 2
s = "zcabcxabc"
出力例 2
2
解説: 「zcabcxabc」には「abc」が2箇所に含まれているため、2回削除できます。
アルゴリズムの考え方
この問題は貪欲法(グリーディ法)を使うことで効率的に解けます。文字列を先頭から一度だけ走査し、「a」「b」「c」を順番に対応付けていくというシンプルな発想です。
- Max() 関数内で、int 型の変数 i、a、ab、abc をすべて 0 で初期化します。
- i = 0 から i < s.length() の範囲でループを回します。
- ループ内で s[i] == 'a' であるかを判定し、真であれば変数 a をインクリメントします(まだペアになっていない「a」の数)。
- s[i] == 'b' の場合は、さらに a > 0 かどうかを確認します。両方の条件が成立すれば、a をデクリメントして ab をインクリメントします(「a」と「b」がペアになったことを意味します)。
- s[i] == 'c' の場合は、さらに ab > 0 かどうかを確認します。両方の条件が成立すれば、ab をデクリメントして abc をインクリメントします(「abc」が1組完成したことになります)。
- ループ終了後、abc の値を返します。これが削除可能な「abc」の最大回数です。
各文字を一度だけ走査するため、時間計算量は O(n)、使用する変数は固定の4つだけなので空間計算量は O(1) となり、非常に効率的なアルゴリズムです。
C++での実装例
#include <bits/stdc++.h>
using namespace std;
int Max(string s){
int i=0, a=0, ab=0, abc=0;
for (i = 0; i < s.length(); i++){
if (s[i] == 'a'){
a++;
}
else if (s[i] == 'b'){
if (a > 0){
a--;
ab++;
}
}
else if (s[i] == 'c'){
if (ab > 0){
ab--;
abc++;
}
}
}
return abc;
}
//main関数
int main(){
string s = "zcabcxabc";
cout << Max(s);
return 0;
}出力結果
2
まとめ
このアルゴリズムのポイントは、文字を左から右へ走査しながら「a → ab → abc」という段階的なカウンタで状態を管理することです。「b」が出現したときに未使用の「a」が存在しなければその「b」は捨てられ、「c」が出現したときに未使用の「ab」がなければその「c」も捨てられます。この貪欲な対応付けにより、常に部分列「abc」の最大削除回数が得られることが保証されます。
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