【C++】xとのXORがxより大きくなる「x未満の値」の個数を数える方法
整数 x が与えられたとき、x 未満の数 y のうち「y と x の XOR(排他的論理和)を計算すると、結果が x より大きくなる」ような値の個数を数える問題を考えてみましょう。すべての組み合わせを順に調べる必要があるように見えますが、x を2進数で捉えることで少ない計算量で答えを求められる、ビット演算ならではの性質を利用した問題です。
XOR演算の真理値表
| A | B | A XOR B |
|---|---|---|
| 0 | 0 | 0 |
| 1 | 0 | 1 |
| 0 | 1 | 1 |
| 1 | 1 | 0 |
入力例と出力例
例1:x = 11 の場合
入力:int x = 11
出力:条件を満たす値の個数は 4
1〜10 の各数と x との XOR を計算すると、1 XOR 11 = 10(11未満・不成立)、2 XOR 11 = 9(不成立)、3 XOR 11 = 8(不成立)、4 XOR 11 = 15(成立)、5 XOR 11 = 14(成立)、6 XOR 11 = 13(成立)、7 XOR 11 = 12(成立)、8 XOR 11 = 3(不成立)、9 XOR 11 = 2(不成立)、10 XOR 11 = 1(不成立)となります。よって条件を満たすのは 4・5・6・7 の4個です。
例2:x = 12 の場合
入力:int x = 12
出力:条件を満たす値の個数は 3
同じく 1〜11 の各数と計算すると、1 XOR 12 = 13(成立)、2 XOR 12 = 14(成立)、3 XOR 12 = 15(成立)であり、4 以降の数との XOR はいずれも 12 未満になるため不成立です。よって条件を満たすのは 1・2・3 の3個です。
アルゴリズムの考え方
この問題の鍵は、「y < x かつ (x XOR y) > x」を満たす y の個数が、x の2進表現において 0 になっているビットの位置に対応する2の累乗の総和と一致するという性質です。たとえば x = 20(2進数で 10100)なら、0 のビットは下位から 1桁目・2桁目・4桁目に当たり、1 + 2 + 8 = 11 が答えとなります。手順は以下の通りです。
- 整数を入力として受け取り、変数 x に格納する。
- その値を処理用の関数に渡す。
- 結果を保持する変数 count を 0、桁の重みを表す変数 num を 1 で初期化する。
- x != 0 の間 WHILE ループを継続する。
- ループ内で x % 2 == 0(最下位ビットが 0)なら、count に num を加算する。
- num を2倍、x を2で割って、上位ビットへ処理を進める。
- ループを抜けたら count を返す。
- main 関数で結果を出力する。
C++による実装例
#include <bits/stdc++.h>
using namespace std;
int XOR_smaller(int x){
int count = 0;
int num = 1;
while (x != 0){
if (x % 2 == 0){
count = count + num;
}
num = num * 2;
x = x / 2;
}
return count;
}
int main(){
int x = 20;
cout << "xより小さい値のうち、xとのXORがxより大きくなるものの個数: " << XOR_smaller(x);
return 0;
}
実行結果
上記のコードを実行すると、次の出力が得られます。
xより小さい値のうち、xとのXORがxより大きくなるものの個数: 11
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