Linuxのファイルグロブとは?ワイルドカードによるパス名展開を徹底解説
ファイルグロブ(パス名展開)とは
ファイルグロブ(File Globbing)は「パス名展開(Path Name Expansion)」とも呼ばれる仕組みで、Linuxにおいてワイルドカードのパターンを認識し、そのパターンに基づいてファイルパスを展開することで、条件に合致するファイルを見つける方法です。
ワイルドカードパターンとは
ワイルドカードパターンとは、パターンをもとに複数のファイルを選択するために用いられる特殊な文字列のことです。「*」「?」「[]」といった文字を使用することで、柔軟なパターンマッチングやファイルの一括選択が可能になります。
アスタリスク(*):0文字以上の任意の文字列に一致
「*」は、指定した文字列の後に続く0個以上の任意の文字に一致させたい場合に使用します。
例:「file*」は「file」「files」「file2」など、「file」の後に何が続いても一致します。
クエスチョンマーク(?):ちょうど1文字に一致
「?」は、指定した文字列の後に続くちょうど1文字に一致させたい場合に使用します。
例:「file?」は「file1」には一致しますが、「file01」や「file」には一致しません。
角括弧([]):指定した文字集合から1文字に一致
「[]」は、特定の文字のうちの1文字に一致させたい場合に使用します。括弧内には個別の文字だけでなく、範囲指定も記述できます。
例:
- 「file[2]」→「file2」にのみ一致します。
- 「file[1-3]」→「file1」「file2」「file3」のように、末尾が1〜3のいずれか1文字であるファイル名に一致します。
否定(!):指定した文字以外に一致
角括弧内では「!」(エクスクラメーションマーク)を使って否定を表すこともできます。これにより、指定した文字以外の1文字に一致させることができます。
例:「file[!2]」は「file1」「files」など、「file」の後が「2」以外の1文字であるファイル名に一致し、「file2」は除外されます。
Linuxコマンドでの実装例
それでは、これらのグロブパターンを実際のLinuxコマンドで試してみましょう。
まず、フォルダ内に以下のファイルを作成します。
file, file1, file01, file211, files
次に、それぞれのグロブパターンを適用すると、以下のような結果が得られます。

-
LinuxでのC/C++開発におすすめのIDE 6選|特徴と選び方を解説
テキストエディタだけでは大規模開発は難しい大規模なプロジェクトを単なるテキストエディタだけで管理するのは容易ではありません。そうしたケースでは、IDE(統合開発環境)を活用することで生産性が向上し、ストレスも大幅に軽減されます。IDEにはさまざまな種類があるため、自分のニーズに合ったものを選ぶことが重要です。この記事では、Linuxで利用できるC/C++向けの優れたIDEを6つご紹介します。1. NetBeans(C/C++開発向け)NetBeansは、無料かつオープンソースの人気クロスプラットフォームIDEです。C/C++をはじめ、多くのプログラミング言語に対応しており、コミュニティが開発し
-
Linuxでファイルを完全に削除する方法|復元不能にする5つのテクニック
Linuxオペレーティングシステムでは、削除したファイルはまずゴミ箱へ移動します。ゴミ箱を空にすると、ファイルはシステムから削除されたように見えます。しかし、データ復元ソフトの需要が高まる昨今、ゴミ箱から削除したファイルでも、ある程度まで復元できてしまうのが実情です。つまり、ゴミ箱から取り除かれたファイルは完全に消去されたわけではなく、単に見えなくなっただけなのです。ファイルはハードディスクのどこかに残り続け、不要な領域を占有します。新しいファイルが作成され、同じセクターに上書き保存されて初めて、物理的には完全に消去されることになります。貴重なディスク容量を回収し、ファイル破損を防ぐためにも、