JavaScriptで配列を連続する整数の部分列に分割できるか判定する方法
問題
ソート済みの整数配列 arr を引数として受け取る JavaScript 関数を作成します。
この関数は、配列を1つ以上の部分列(サブシーケンス)に分割でき、それぞれの部分列が連続した整数で構成され、長さが3以上である場合にのみ true を返し、それ以外の場合は false を返す必要があります。
例として、関数への入力が以下であるとします。
入力
const arr = [1, 2, 3, 3, 4, 5];
出力
const output = true;
出力の説明
この配列は、次の2つの連続する部分列に分割できます。
1, 2, 3
3, 4, 5
それぞれの部分列が連続した整数(差が1ずつ増加)で構成され、長さも3以上あるため、結果は true となります。
アプローチ:貪欲法(グリーディ法)による解法
この問題は、各要素を処理する順序が重要になります。基本的な戦略は次のとおりです。
- 既存の部分列への追加を優先する: すでに作成済みの部分列の末尾に続けられる数値があれば、優先的に追加します。これにより、短すぎる部分列が残ることを防げます。
- 新しい部分列の作成: 既存の部分列に追加できない場合は、現在の数値から始まる長さ3の新しい部分列(num, num+1, num+2)を作れるか確認します。
- どちらも不可能なら false: 上記のいずれもできない場合、その数値はどこにも属せないため、分割は不可能です。
このアルゴリズムでは、次の2つのマップを使用します。
count: 各数値の残りの出現回数を記録します。needed: 既存の部分列が「次に必要としている」数値を記録します。
コード例
以下が実際のコードです。
const arr = [1, 2, 3, 3, 4, 5];
const canSplit = (arr = []) => {
// 各数値の出現回数をカウント
const count = arr.reduce((acc, num) => {
acc[num] = (acc[num] || 0) + 1;
return acc;
}, {});
// 既存の部分列が次に必要とする数値を管理
const needed = {};
for (const num of arr) {
// 処理済みの数値はスキップ
if (count[num] <= 0) {
continue;
}
count[num] -= 1;
// 既存の部分列に追加できる場合
if (needed[num] > 0) {
needed[num] -= 1;
needed[num + 1] = (needed[num + 1] || 0) + 1;
} else if (count[num + 1] > 0 && count[num + 2]) {
// 新しい長さ3の部分列を作成
count[num + 1] -= 1;
count[num + 2] -= 1;
needed[num + 3] = (needed[num + 3] || 0) + 1;
} else {
// どちらも不可能な場合は分割不可
return false;
}
}
return true;
};
console.log(canSplit(arr));
出力
true
計算量
- 時間計算量: O(n log n) — 配列がソート済みであれば O(n)、未ソートの場合はソートに O(n log n) かかります。
- 空間計算量: O(n) — カウント用のマップに配列の要素数分のメモリを使用します。
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