JavaScriptで+と-の割り当てにより目標の合計になるパターン数を求める方法
問題
整数の配列 arr を第1引数に、単一の整数 target を第2引数として受け取る JavaScript 関数を作成する必要があります。
配列内の各整数に対して、「+」または「-」のどちらか一方を割り当てることができます。
この関数の目的は、配列内のすべての整数の合計が目標値 target と一致するように「+」と「-」を割り当てる方法が、合計で何通り存在するかを求めることです。
たとえば、関数への入力が次のような場合を考えてみましょう。
const arr = [1, 1, 1, 1, 1]; const target = 3;
この場合の出力は次のようになります。
const output = 5;
出力の解説
答えが 5 になるのは、以下の 5 通りの割り当て方が存在するためです。
-1+1+1+1+1 = 3 +1-1+1+1+1 = 3 +1+1-1+1+1 = 3 +1+1+1-1+1 = 3 +1+1+1+1-1 = 3
アルゴリズムの考え方
各要素に対して「+」と「-」の2択があるため、すべての組み合わせを素朴に試すと O(2n) の計算量が必要になり、配列が長くなると現実的ではありません。そこで有効なのが、再帰処理とメモ化(キャッシュ)を組み合わせたアプローチです。
実装のポイントは次のとおりです。
- 末尾の要素から順に処理し、残りの目標値に対して「その要素を足す場合」と「引く場合」の2通りに分岐しながら再帰的に探索します。
- 「インデックスと目標値のペア」をキーとしたオブジェクトに計算結果をキャッシュすることで、同じ状態を繰り返し計算する無駄を省き、計算量を大幅に削減できます。
- 先頭の要素まで到達したとき、目標値が 0 かつ先頭要素が 0 であれば「+0」と「-0」の2通りが成立するため 2 を返します。それ以外の場合は、先頭要素が目標値またはその符号反転と一致するときに 1 を返します。
コード例
実際のコードは次のようになります。
const arr = [1, 1, 1, 1, 1];
const target = 3;
const waysToSum = (arr = [], target = 1) => {
const map = {};
const find = (arr, target, i) => {
let val = i + '->' + target;
if(map[val] !== undefined){
return map[val];
};
if(i === 0){
if (target === 0 && arr[0] === 0) { return 2 }
return arr[0] === target || arr[0] === -target ? 1 : 0
};
map[val] = find(arr, target + arr[i], i - 1) + find(arr, target - arr[i], i - 1);
return map[val]
};
return find(arr, target, arr.length-1)
};
console.log(waysToSum(arr, target));
出力結果
コンソールには次のように表示されます。
5
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