JavaScriptでオブジェクト配列をgroupプロパティ別にグループ化する方法
問題設定
ここでは、車に関する情報を持つ、次のようなオブジェクトの配列を想定します。各オブジェクトは「group」「name」「code」というプロパティを持ち、groupは配列になっている点が特徴です。
const arr = [
{
"group":[],
"name": "All Makes",
"code": ""
},
{
"group":["Group A"],
"name": "BMW",
"code": "X821"
},
{
"group":["Group B"],
"name": "Audi",
"code": "B216"
},
{
"group":["Group B"],
"name": "Ford",
"code": "P385"
},
{
"group":["Group B", "Group C"],
"name": "Mercedes",
"code": "H801"
},
{
"group":["Group C"],
"name": "Honda",
"code": "C213"
}
];私たちに求められているのは、このようなオブジェクトの配列を引数として受け取り、各オブジェクトの「group」プロパティの値に基づいて要素をグループ化するJavaScript関数を作成することです。groupプロパティに複数の要素が含まれる場合は、そのオブジェクトを該当するすべてのグループに重複して配置する必要があります。
したがって、上記の配列に対しては、次のような出力が得られることが理想です。
const output = [
{
"group": "Group A",
"cars": [
{
name: "BMW",
code: "X821"
}
]
},
{
"group": "Group B",
"cars": [
{
name: "Audi",
code: "B216"
},
{
name: "Ford",
code: "P385"
},
{
name: "Mercedes",
code: "H801"
}
]
},
{
"group": "Group C",
"cars": [
{
name: "Mercedes",
code: "H801"
},
{
name: "Honda",
code: "C213"
}
]
}
];なお、groupが空配列になっている「All Makes」のようなオブジェクトは、いずれのグループにも属さないため、結果には含まれない点に注意してください。
実装コード
この処理を実現するコードは以下のとおりです。
const arr = [
{
"group":[],
"name": "All Makes",
"code": ""
},
{
"group":["Group A"],
"name": "BMW",
"code": "X821"
},
{
"group":["Group B"],
"name": "Audi",
"code": "B216"
},
{
"group":["Group B"],
"name": "Ford",
"code": "P385"
},
{
"group":["Group B", "Group C"],
"name": "Mercedes",
"code": "H801"
},
{
"group":["Group C"],
"name": "Honda",
"code": "C213"
}
];
const groupTogether = (arr = []) => {
let res = []
res = Object.entries(arr.reduce((acc, { group, ...r }) => {
group.forEach(key => acc[key] = (acc[key] ||
[]).concat({...r}));
return acc;
}, {}))
return res.map(([group, arr]) => ({ group, arr }));
};
console.log(JSON.stringify(groupTogether(arr), undefined, 4));出力結果
このコードをブラウザのコンソールで実行すると、以下のように表示されます。
[
{
"group": "Group A",
"arr": [
{
"name": "BMW",
"code": "X821"
}
]
},
{
"group": "Group B",
"arr": [
{
"name": "Audi",
"code": "B216"
},
{
"name": "Ford",
"code": "P385"
},
{
"name": "Mercedes",
"code": "H801"
}
]
},
{
"group": "Group C",
"arr": [
{
"name": "Mercedes",
"code": "H801"
},
{
"name": "Honda",
"code": "C213"
}
]
}
]コードの仕組み
この実装の中核となっているのはreduceメソッドです。初期値として渡した空のオブジェクト(acc)をアキュムレータに、配列の各要素を順番に処理していきます。
まず、分割代入 { group, ...r } を使って、各オブジェクトからgroupプロパティとそれ以外のデータ(name・codeなど)を分離します。続いて、group配列を forEach でループしながら、グループ名をキーとして車両データを順次連結(concat)していきます。
ここが重要なポイントで、groupプロパティが配列になっているため、1つのオブジェクトを複数のキーに登録できます。そのため、「Group B」と「Group C」の両方に属するMercedesのようなデータも、それぞれのグループに正しく振り分けられるのです。
最後に Object.entries を使ってオブジェクトを[キー, 値]のペアの配列に変換し、mapで { group, arr } という扱いやすい形式へと整形しています。この手法は、車のリストだけでなく、カテゴリやタグによる商品分類など、さまざまな場面で応用できる汎用的なパターンです。
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