JavaScriptでオブジェクトのプロパティを基準に、オブジェクト配列内の一意な要素数を数える方法
JavaScriptでオブジェクトの配列を扱う際、「特定のプロパティに一意な値がいくつ存在するか」を数えたいケースはよくあります。例えば、レストランの注文データを管理する次のようなオブジェクトの配列を考えてみましょう。
const orders = [
{table_id: 3, food_id: 5},
{table_id: 4, food_id: 2},
{table_id: 1, food_id: 6},
{table_id: 3, food_id: 4},
{table_id: 4, food_id: 6},
];この配列には5件の注文データが格納されています。ここで、次の2つの値を求める関数を作成することを考えます。
- 配列内に存在する一意な table_id の数(つまり、注文が入ったテーブルの数)
- 配列内に存在する一意な food_id の数(つまり、注文された料理の種類数)
同じテーブルや同じ料理が複数回登場しても、それぞれ1つとしてカウントする点がポイントです。
実装例
一意な値を数えるシンプルな方法のひとつは、オブジェクトをキーの重複防止用のセットとして使うアプローチです。プロパティ値をキーとして格納していけば、同じ値は自動的に上書きされるため、最終的に Object.keys() でキーの数を取得するだけで一意な値の個数がわかります。
const orders = [
{table_id: 3, food_id: 5},
{table_id: 4, food_id: 2},
{table_id: 1, food_id: 6},
{table_id: 3, food_id: 4},
{table_id: 4, food_id: 6},
];
const countUniques = (orders = []) => {
const tableObj = {}, foodObj = {};
orders.forEach(el => {
tableObj[el.table_id] = null;
foodObj[el.food_id] = null;
});
const tableUniqueIDs = Object.keys(tableObj).length;
const foodUniqueIDs = Object.keys(foodObj).length;
return {
tableUniqueIDs, foodUniqueIDs
};
};
console.log(countUniques(orders));このコードの処理の流れを簡単に整理すると、次のとおりです。
- テーブルID用と料理ID用に、それぞれ空のオブジェクトを用意します。
forEach()で配列を走査し、各注文のtable_idとfood_idをオブジェクトのキーとして登録します。同じ値が再度登場してもキーは上書きされるだけなので、重複は排除されます。Object.keys().lengthでそれぞれのキー数(=一意な値の個数)を取得します。- 結果をオブジェクトとして返します。
実行結果
コンソールには次のように出力されます。
{ tableUniqueIDs: 3, foodUniqueIDs: 4 }この結果から、注文は3つの異なるテーブル(table_id: 1, 3, 4)からのものであり、4種類の異なる料理(food_id: 2, 4, 5, 6)が注文されたことがわかります。
補足:Setを使ったより簡潔な書き方
ES6以降では Set オブジェクトを利用すると、より簡潔に同じ処理を実現できます。
const countUniques = (orders = []) => ({
tableUniqueIDs: new Set(orders.map(el => el.table_id)).size,
foodUniqueIDs: new Set(orders.map(el => el.food_id)).size,
});Set は重複する値を自動的に排除するため、map() でプロパティ値を抽出してから size を参照するだけで、一意な要素数を取得できます。コードの意図も伝わりやすいため、モダンなJavaScript環境ではこちらの書き方が推奨されます。
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