【JavaScript】同じキー値を持つオブジェクトをマージして出現回数をカウントする方法
データ処理を行っていると、「同じIDを持つ重複データを1つにまとめて、それぞれ何件ずつ存在するかを集計したい」というケースによく遭遇します。
この記事では、id プロパティの値が同じオブジェクトを1つにマージし、出現回数を count プロパティとして付与する方法を、reduce メソッドを使ったサンプルコードとともに解説します。
元となる配列
まず、次のようなオブジェクトの配列があると仮定しましょう。
const arr = [{
"value": 10,
"id": "111",
"name": "BlackCat",
}, {
"value": 10,
"id": "111",
"name": "BlackCat",
}, {
"value": 15,
"id": "777",
"name": "WhiteCat",
}];
この配列には、id が "111" のオブジェクトが2件、"777" のオブジェクトが1件含まれています。
要件
このような配列を引数として受け取り、id プロパティの値が同じオブジェクト同士をマージして、それぞれの出現回数をカウントするJavaScript関数を作成します。
上記の配列に対して実行した場合、期待される出力は以下のようになります。
const output = [{
"value": 10,
"id": "111",
"name": "BlackCat",
"count": 2,
}, {
"value": 15,
"id": "777",
"name": "WhiteCat",
"count": 1,
}]
実装コード例
reduce メソッドを使うことで、配列を走査しながら結果を蓄積できます。すでに同じ id の要素が存在する場合は count をインクリメントし、存在しない場合は新たな要素として追加します。
const arr = [{
"value": 10,
"id": "111",
"name": "BlackCat",
}, {
"value": 10,
"id": "111",
"name": "BlackCat",
}, {
"value": 15,
"id": "777",
"name": "WhiteCat",
}];
const combinedItems = (arr = []) => {
const res = arr.reduce((acc, obj) => {
let found = false;
for (let i = 0; i < acc.length; i++) {
if (acc[i].id === obj.id) {
found = true;
acc[i].count++;
};
}
if (!found) {
obj.count = 1;
acc.push(obj);
}
return acc;
}, []);
return res;
}
console.log(combinedItems(arr));
実行結果
コンソールに出力される結果は以下の通りです。id ごとにオブジェクトがまとめられ、count に出現回数が記録されていることが確認できます。
[
{ value: 10, id: '111', name: 'BlackCat', count: 2 },
{ value: 15, id: '777', name: 'WhiteCat', count: 1 }
]
補足:より効率的な書き方
上記のコードは毎回結果配列を線形探索するため、データ量が多い場合は計算量が O(n²) になります。パフォーマンスを重視する場合は、Map やオブジェクトをキー管理用に使うことで O(n) に改善できます。
const combinedItems = (arr = []) => {
const map = new Map();
arr.forEach(obj => {
if (map.has(obj.id)) {
map.get(obj.id).count++;
} else {
map.set(obj.id, { ...obj, count: 1 });
}
});
return [...map.values()];
}
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