JavaScriptのアロー関数(太い矢印関数)とは?基本構文と使い方をわかりやすく解説
アロー関数(太い矢印関数)とは
JavaScriptのアロー関数(Arrow Function)は、ES6(ECMAScript 2015)で導入された関数の新しい記述方法です。「=>」という矢印のような記号を使うことから、「太い矢印関数(Fat Arrow Function)」とも呼ばれています。
従来のfunctionキーワードを使った定義と比べて記述が大幅に簡潔になるほか、thisの扱いがレキシカル(語彙的)になるという特徴があり、現代のJavaScript開発では広く使われています。
基本構文
アロー関数の基本構文は以下のとおりです。
(param1, param2, ...) => { }
functionキーワードが不要で、パラメータと関数本体の間に「=>」を記述するだけです。また、処理が1行で済む場合は、波括弧({ })とreturn文を省略して、さらに短く書くこともできます。
// 従来の書き方
const add = function(a, b) {
return a + b;
};
// アロー関数を使った書き方
const add = (a, b) => a + b;
サンプルコード
次のコードは、JavaScriptでアロー関数を実装した例です。ボタンをクリックするとadd()アロー関数が呼び出され、32と19の合計が画面に表示されます。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8" />
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0" />
<title>Document</title>
<style>
body {
font-family: "Segoe UI", Tahoma, Geneva, Verdana, sans-serif;
}
.result{
font-size: 20px;
font-weight: 500;
color: blueviolet;
}
</style>
</head>
<body>
<h1>Fat arrow functions</h1>
<div class="result"></div>
<button class="Btn">CLICK HERE</button>
<h3>Click on the above button to call the add() fat arrow function</h3>
<script>
let resEle = document.querySelector(".result");
let add = (a, b) => {
return a + b;
};
document.querySelector(".Btn").addEventListener("click", () => {
resEle.innerHTML = "Sum of 32 and 19 =" + add(32, 19);
});
</script>
</body>
</html>
実行結果
ページを表示した直後の状態です。

「CLICK HERE」ボタンをクリックすると、アロー関数add()によって計算された合計値「51」が表示されます。

アロー関数の主なメリット
- 記述が簡潔になる:functionキーワードやreturn文を省略でき、コードの可読性が向上します。
- thisをレキシカルに束縛する:アロー関数内のthisは、定義された場所の外側のスコープを引き継ぎます。そのため、コールバック関数内でのthisに関するトラブルを防げます。
- call()・apply()・bind()でthisを変更できない:意図しないthisの上書きが起こらないため、安全に利用できます。
このように、アロー関数は単なる省略記法にとどまらず、thisの挙動を予測しやすくする強力な機能です。特にコールバック処理が多い場面では、積極的に活用するとよいでしょう。
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