JavaScriptのErrorクラスは拡張できる?カスタムエラーを作成する最適な方法
JavaScriptでは、組み込みのErrorクラスを継承することで、独自のカスタムエラーを作成できます。最も推奨される方法は、ES2015(ES6)以降のclass構文とextendsキーワードを使って、標準のErrorクラスを拡張した新しいカスタムエラークラスを定義することです。
カスタムエラーを利用すれば、エラーの種類を名前で判別したり、エラーコードなどの独自のプロパティを持たせたりできるため、アプリケーションの規模が大きくなっても、柔軟で分かりやすいエラーハンドリングを実現できます。
カスタムエラーの実装例
以下は、JavaScriptでErrorクラスを拡張するサンプルコードです。
<!DOCTYPE html>
<html lang="en">
<head>
<meta charset="UTF-8" />
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0" />
<title>Document</title>
<style>
body {
font-family: "Segoe UI", Tahoma, Geneva, Verdana, sans-serif;
}
.result {
font-size: 18px;
font-weight: 500;
color: rebeccapurple;
}
</style>
</head>
<body>
<h1>Extend JavaScript Error</h1>
<div class="result"></div>
<button class="Btn">CLICK HERE</button>
<h3>
Click on the above button to create a new error by extending the error class
</h3>
<script>
let resEle = document.querySelector(".result");
let BtnEle = document.querySelector(".Btn");
// Errorクラスを継承したカスタムエラーを定義
class CustomError extends Error {
constructor(message) {
super(message);
this.name = "Custom Error";
}
}
function test() {
throw new CustomError("New Error thrown");
}
BtnEle.addEventListener("click", () => {
try {
test();
}
catch (err) {
resEle.innerHTML += "err.name = " + err.name + "<br>";
resEle.innerHTML += "err.message = " + err.message + "<br>";
}
});
</script>
</body>
</html>コードのポイント
- super(message):親クラスであるErrorのコンストラクタを呼び出し、エラーメッセージを引き継ぎます。
- this.name = "Custom Error":エラー名を上書きすることで、エラーの種類を識別しやすくなります。
- throw new CustomError():標準のErrorとまったく同じようにスローでき、
try...catchブロックで捕捉できます。
出力結果
上記のコードを実行すると、次のような画面が表示されます。

「CLICK HERE」ボタンをクリックすると、次のように変化します。

ボタンをクリックするとCustomErrorがスローされ、catchブロック内でerr.nameとerr.messageの値が画面に出力されます。また、instanceof CustomErrorを使えば、捕捉したエラーがカスタムエラーかどうかを判定することも可能です。
なお、ES5へトランスパイルする環境では、class extendsによるErrorの継承が期待どおりに動作しない場合がある点に注意してください。その場合は、constructorプロパティの明示的な設定などの工夫が必要になります。
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