Python
 Computer >> コンピューター >  >> プログラミング >> Python

Pythonのリスト内包表記で例外をキャッチするには?原因と対処法を解説

Pythonには、例外を処理したり無視したりするための組み込み関数は存在しません。そのため、リスト内包表記の中ですべての例外を処理することは不可能です。

その理由は、リスト内包表記が「式(expression)」で構成されている点にあります。例外のキャッチや無視、ハンドリングを行えるのは「文(statement)」である tryexcept ブロックだけだからです。式の中に try-except を埋め込むことは、Pythonの文法上できません。

現実的な回避策:関数へ処理を委譲する

この制限に対する実用的な解決策のひとつが、例外が発生しうる部分式の評価を「関数」に委譲する方法です。関数の中であれば自由に try-except 文を書けるため、リスト内包表記からその関数を呼び出す形にすれば、例外処理を実現できます。

もうひとつのアプローチとして、例外を発生させうる値をあらかじめチェックしてから計算を行う方法もあります。たとえば除算なら、分母がゼロでないことを条件式で確認してから処理する、といった具合です。

コード例

以下は、ゼロ除算が発生する可能性のあるリスト内包表記を、関数内の try-except で保護した例です。

foo = (5, 7, 1, 0, 9)

def bar(numbers):
    try:
        return [1 / i for i in numbers]
    except ZeroDivisionError as e:
        print(e)

bar(foo)

実行結果

division by zero
Process finished with exit code 0

タプル foo の中に 0 が含まれているため、1 / i の計算時に ZeroDivisionError が発生します。しかし、リスト内包表記を含む処理全体を関数 bar() 内の try-except ブロックで囲んでいるため、プログラムがクラッシュすることなく例外メッセージを出力して正常終了しています。

まとめ

  • リスト内包表記は式のみで構成されるため、内部で直接 try-except を使った例外処理はできない。
  • 例外が発生しうる処理は関数に切り出し、その中で try-except によってハンドリングするのが定番の回避策。
  • 状況によっては、例外が起きる前に値をチェックする事前検証の方がシンプルで読みやすいコードになる場合もある。
  1. Pythonで例外処理を行う方法:try-exceptブロックの基本

    Pythonで例外を処理する最もシンプルな方法は、try-exceptブロックを使うことです。tryブロックの中には例外が発生する可能性のあるコードを記述し、exceptブロックには実際に例外が発生した場合の処理を記述します。さらに、例外が発生しなかった場合にのみ実行したい処理は、elseブロックに記述できます。コード例try: fob = open(test.txt, r) fob.write(This is my test file for exception handling!!) except IOError: print(Error: cant find th

  2. Pythonでループ内の例外を処理するには?try-except文の基本と実例

    try-except文で例外を捕捉する方法 Pythonでは、try-except文を使用することで、プログラムの実行中に発生した例外(エラー)を捕捉し、プロセスが異常終了するのを防ぐことができます。以下のようにコードを書き直すことで、例外を安全に処理できます。 a = [] foo = redbullz try: for i in foo: a.append(i) print(a[8]) except Exception as e: print(e) このコードを実行すると、次のような出力が得られます。 list index out of range