PythonでEnvironmentError例外を捕捉する方法をわかりやすく解説
EnvironmentErrorとは何か
EnvironmentErrorは、Pythonの外部から発生するエラー(オペレーティングシステムやファイルシステムなどに起因するもの)のための基底クラスです。StandardErrorクラスのサブクラスであり、同時にIOErrorおよびOSErrorという例外の基底クラスでもあります。
重要なポイントとして、EnvironmentError自体は直接発生(raise)されることはありません。実際にプログラム上で捕捉するのは、そのサブクラスであるIOErrorやOSErrorになります。
EnvironmentErrorの継承関係
EnvironmentError周辺の例外クラスは、次のような階層構造になっています。
- StandardError(基底クラス)
└ EnvironmentError
├ IOError
└ OSError
つまり、IOErrorやOSErrorの例は、そのままEnvironmentErrorの例にもなります。逆に言えば、これらの例外をまとめて捕捉したい場合にEnvironmentErrorが役立つ位置づけです。
コード例:存在しないファイルを開いてみる
以下は、存在しないファイルを開こうとした際に発生する例外を捕捉する例です。
import sys
try:
f = open("JohnDoe.txt", 'r')
except Exception as e:
print e
print sys.exc_type
出力結果
[Errno 2] No such file or directory: 'JohnDoe.txt' <type 'exceptions.IOError'>
この例では、指定したファイルが存在しないためIOErrorが発生し、エラーメッセージと例外の型が出力されています。EnvironmentErrorをexcept句で指定すれば、IOErrorとOSErrorの両方を一度に捕捉できることになります。
補足:Python 3での扱いについて
なお、Python 3ではEnvironmentErrorは廃止され、OSErrorの別名(エイリアス)として統合されました。そのため、Python 3以降でファイル操作やOS関連のエラーを捕捉する場合は、OSErrorを使用するのが標準的な方法です。Python 2のコードを保守する場合のみ、EnvironmentErrorを意識するとよいでしょう。
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