Pythonで2つのファイルの差分(diff)を検出する方法
Pythonの標準ライブラリには、文字列やファイル間の差分を検出するための専用モジュール difflib が用意されています。このモジュールの unified_diff 関数を使えば、Unixのdiffコマンドのような「統一形式(unified format)」の差分を、追加のインストールなしに簡単に取得できます。
サンプルファイルの準備
例として、次のような内容を持つ2つのファイル file1 と file2 を用意します。
file1:
Hello
People
of
the
world
file2:
Hello
People
from
India
差分を検出するコード
これらのファイルの差分を取得するには、以下のように記述します。ポイントは、read() の後に splitlines() を呼び出して、テキストを行のリストに変換してから渡すことです。unified_diff は行単位で比較を行うため、この変換が必要になります。
import difflib
with open('file1') as f1:
f1_text = f1.read().splitlines()
with open('file2') as f2:
f2_text = f2.read().splitlines()
# 差分を検出して表示する
for line in difflib.unified_diff(f1_text, f2_text,
fromfile='file1',
tofile='file2',
lineterm=''):
print(line)
実行結果
上記のコードを実行すると、次のような出力が得られます。
--- file1
+++ file2
@@ -1,5 +1,4 @@
Hello
People
-of
-the
-world
+from
+India
出力の読み方
各行の先頭にある記号には、それぞれ次のような意味があります。
---/+++: 比較元と比較先のファイル名を示すヘッダー@@ ... @@: 変更が発生した位置(開始行番号と行数)- 先頭が半角スペースの行: 両ファイルで共通している行
-で始まる行: file1 から削除された行+で始まる行: file2 に追加された行
補足: その他の便利な機能
difflib には他にも便利な関数が用意されています。context_diff() を使うとコンテキスト形式の差分が取得でき、ndiff() を使うとより詳細な行単位の比較結果が得られます。また、HtmlDiff() クラスを使えば、差分を色分けしたHTMLテーブルとして出力することも可能です。用途に応じて使い分けるとよいでしょう。
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