【Python】合計時間が60秒で割り切れる曲のペアを数えるアルゴリズム
曲のリストが与えられ、i番目の曲の再生時間は time[i] 秒であるとします。このとき、2曲の合計時間(秒)が60で割り切れるようなペアの総数を求めるのが本記事のテーマです。
問題の例
たとえば、time配列が [30, 20, 150, 100, 40] の場合、答えは 3 となります。条件を満たすペアは次の3つです。
- (30, 150) → 合計180秒
- (20, 100) → 合計120秒
- (20, 40) → 合計60秒
いずれも合計時間が60で割り切れることが確認できます。
解法のアプローチ
すべてのペアを総当たりで調べると計算量がO(n²)となり非効率です。そこで、各曲の「60で割った余り」をハッシュマップで管理することで、O(n)で解くことができます。
手順
- 余りを記録するためのマップ
remを用意し、答えansを0で初期化します。 - time内の各要素 i について以下を処理します。
- i が60で割り切れ、かつ
0が rem に存在する場合:ans += rem[0] - それ以外で、
60 - (i % 60)が rem に存在する場合:ans += rem[60 - (i % 60)] i % 60が rem に存在すればカウントを+1、なければ1で新規登録します。
- i が60で割り切れ、かつ
- 最後に
ansを返します。
実装例
以下はPythonでの実装コードです。
class Solution(object):
def numPairsDivisibleBy60(self, time):
ans = 0
remainder = {}
for i in time:
if i % 60 == 0 and 0 in remainder:
ans += remainder[0]
elif 60 - (i%60) in remainder:
ans += remainder[60 - (i%60)]
if i % 60 in remainder:
remainder[i%60]+=1
else:
remainder[i%60]=1
return ans
ob1 = Solution()
print(ob1.numPairsDivisibleBy60([30,20,150,100,40]))入力
[30,20,150,100,40]
出力
3
まとめ
この手法では、現在処理中の曲と合計して60の倍数になる「相方となる余り」を持つ曲がすでに何曲登場したかを記録することで、1回の走査でペア数を数え上げています。これにより、総当たり方式のO(n²)から大幅に改善された時間計算量O(n)での解決が可能です。
-
PythonのPygameで画像を表示する方法
Pygameは、Pythonでゲームやマルチメディアアプリケーションを開発するための定番マルチメディアライブラリです。本記事では、pygameモジュールを使用して、画像のサイズ(高さ・幅)やウィンドウ内での表示位置を考慮しながら、画面に画像を描画する方法を解説します。 画像表示の基本的な流れ 以下のサンプルプログラムでは、まずpygameモジュールを初期化し、ウィンドウのサイズとキャプション(タイトルバーの文字列)を設定します。その後、画像ファイルを読み込み、表示する座標を指定します。screen.blit()関数が実際に画面へ画像を描画し、whileループがウィンドウを閉じる操作(QUITイ
-
Pythonのtimeitモジュールとは?コード実行時間の計測方法を実例付きで徹底解説
Pythonには、コードの実行時間を計測するためのさまざまな方法が用意されています。そのひとつが、標準ライブラリのtimeモジュールを使い、プログラムの実行前後の時刻を記録して差分を求めるというアプローチです。Pythonのtimeitモジュールとはプログラムが動作している間、バックグラウンドでは多くのプロセスが同時に稼働しており、コードが実行可能な状態を維持しています。しかし、timeモジュールではこれらのバックグラウンド処理にかかる時間は考慮されません。より正確なパフォーマンス計測が必要な場合は、timeitモジュールを使用するのが最適です。timeitモジュールは、対象のコードをデフォル