Pythonのモジュール検索パスとは?sys.pathとPYTHONPATHの仕組みを解説
Pythonでimport文を使ってモジュールをインポートすると、インタープリタはあらかじめ決められた順序に従ってモジュールを探します。この検索の流れを理解しておくと、「モジュールが見つからない」というエラーへの対処や、自作モジュールの管理がぐっと楽になります。
モジュールが検索される順序
Pythonインタープリタは、以下の順序でモジュールを検索します。
- カレントディレクトリ(現在の作業ディレクトリ)
- 見つからない場合、シェル変数
PYTHONPATHに設定されている各ディレクトリを順番に検索 - それでも見つからない場合は、デフォルトパスを確認。UNIX系OSでは、通常
/usr/local/lib/python/がデフォルトパスとなります
モジュール検索パスは sys.path に格納される
これらのモジュール検索パスは、標準ライブラリの sys モジュール内にある sys.path 変数に格納されています。sys.path の中身は次の3つで構成されます。
- カレントディレクトリ
- 環境変数
PYTHONPATHに指定されたディレクトリ群 - Pythonのインストール時に決まるデフォルトパス
実際に自分の環境でどのようなパスが設定されているかは、次のコードで簡単に確認できます。
import sys print(sys.path)
PYTHONPATH 環境変数とは
PYTHONPATH は、ディレクトリのリストで構成される環境変数です。その構文は、シェル変数の PATH とまったく同じ形式になっています。ここに追加したディレクトリは、Pythonがモジュールを探す対象として自動的に認識されます。
Windowsでの設定例
set PYTHONPATH = c:\python20\lib;
UNIX系OSでの設定例
set PYTHONPATH = /usr/local/lib/python
複数のディレクトリを指定したい場合は、Windowsではセミコロン(;)、UNIX系OSではコロン(:)で区切って列挙します。プロジェクトごとに独自のモジュールを読み込みたいときなどに、PYTHONPATH の設定は非常に便利です。
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