Pythonでクラスを作成する方法を基礎から解説
Pythonでは class 文を使って新しいクラスを定義します。クラス名はキーワード class の直後に記述し、その後にコロン(:)を付けます。
class ClassName:
'任意のクラスドキュメント文字列'
class_suite- クラスにはドキュメント文字列を持たせることができ、
ClassName.__doc__で参照できます。 - class_suite には、クラスのメンバー、データ属性、関数などを定義するすべてのステートメントが含まれます。
サンプルコード
以下は、シンプルなPythonクラスの例です。
class Employee:
'全従業員に共通する基底クラス'
empCount = 0
def __init__(self, name, salary):
self.name = name
self.salary = salary
Employee.empCount += 1
def displayCount(self):
print("Total Employee %d" % Employee.empCount)
def displayEmployee(self):
print("Name : ", self.name, ", Salary: ", self.salary)コードのポイント
- 変数
empCountはクラス変数であり、このクラスのすべてのインスタンス間で値が共有されます。クラスの内外どちらからでもEmployee.empCountとしてアクセスできます。 - 最初のメソッド
__init__は特別なメソッドで、「コンストラクタ」または「初期化メソッド」と呼ばれます。このクラスの新しいインスタンスを作成すると、Pythonが自動的に呼び出します。 - その他のクラスメソッドは通常の関数と同じように宣言しますが、各メソッドの第1引数が
selfである点が異なります。selfはPythonが自動的に渡してくれるため、メソッドを呼び出す際に自分で指定する必要はありません。
なお、上記のコードは現在主流のPython 3の構文(print関数)で記述しています。Python 2では print "..." のように括弧なしで書かれていましたが、Python 2はすでにサポートが終了しているため、新しく学ぶ場合はPython 3の構文を覚えましょう。
-
Python tkinterでボタンを作成する方法|標準tkinterとttkの違いも解説
PythonのGUIライブラリ「Tkinter」には、ウィンドウ上にボタンを作成するためのさまざまな方法が用意されています。この記事では、標準のtkinterモジュールを使ったボタンの作成方法と、テーマ機能を持つtkinter.ttkモジュールを使ったボタンの作成方法の2通りを、サンプルコードとともにわかりやすく解説します。 tkinterモジュールでボタンを作成する 以下のプログラムでは、まずウィンドウを作成し、続いてButtonクラスを使ってボタンを生成しています。tkinterモジュール全体をインポートしているため、作成されたボタンには従来型のスタイル(テーマ)が適用されます。 主なパラ
-
Pythonの継承とは?単一継承と階層継承の基本をサンプルコードで解説
本記事では、Python 3.xにおける継承(インヘリタンス)とクラスの拡張方法について詳しく解説します。 継承とは、現実世界のモノや概念の関係性を自然に表現できる、オブジェクト指向プログラミングの中核となる仕組みです。継承を活用すると、次のようなメリットが得られます。 再利用性:すでに書いたコードを流用でき、重複を削減できる 推移性:クラス間の関係を連鎖的に引き継げる 開発速度の向上:ゼロから書かずに済むため、短期間で開発できる 保守性・拡張性:既存クラスを壊さずに機能を追加しやすい 継承の5つの種類 Pythonの継承は、その構造によって主に以下の5種類に分類されます。 単一継承(