Pythonで固定点(Fixed Point)を求める:A[i] == i となる最小のインデックスを見つける方法
問題概要
昇順にソートされた、重複のない整数の配列 A が与えられたとき、A[i] == i を満たす最小のインデックス i を返します。該当する i が存在しない場合は -1 を返します。
例えば、配列が [-10, -5, 0, 3, 7] の場合、A[3] = 3 が成立するため、出力は 3 となります。
解法のアプローチ
最もシンプルな解法は、配列を先頭から順に確認していく線形探索です。手順は以下の通りです。
- インデックス i を 0 から配列の長さ - 1 まで順に調べる
- i == A[i] が成立した時点で、その i を返す(先頭から探索しているため、必ず最小のインデックスになる)
- ループが終了しても見つからなければ、-1 を返す
Pythonでの実装例
以下のコードで具体的な実装を確認できます。
class Solution(object):
def fixedPoint(self, A):
for i in range(len(A)):
if i == A[i]:
return i
return -1
ob1 = Solution()
print(ob1.fixedPoint([-10,-5,0,3,7]))
入力
[-10,-5,0,3,7]
出力
3
計算量と改善案:二分探索による高速化
上記の線形探索の時間計算量は O(n) です。しかし、この問題では配列が昇順にソートされ、かつ要素がすべて一意(重複なし)という条件が保証されています。この場合、A[i] − i の値は単調に増加するため、二分探索(バイナリサーチ)を使えば O(log n) まで高速化できます。
二分探索を使った実装例は次のようになります。
class Solution(object):
def fixedPoint(self, A):
left, right = 0, len(A) - 1
result = -1
while left <= right:
mid = (left + right) // 2
if A[mid] == mid:
result = mid
right = mid - 1 # さらに小さいインデックスを探す
elif A[mid] < mid:
left = mid + 1 # 右半分を探索
else:
right = mid - 1 # 左半分を探索
return result
データサイズが大きい場合や、同じ配列に対して複数回問い合わせを行うケースでは、二分探索版が大幅に効率的です。一方、小規模な配列であればシンプルな線形探索でも十分実用的です。
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