Pythonで辞書の値(リスト)をクリアする2つの方法
この記事では、値としてリストを持つ辞書を扱い、そのリストの中身を空にする(クリアする)方法について解説します。アプローチは主に2つあります。ひとつは clear() メソッドを使う方法、もうひとつは辞書内包表記を使って各キーに空のリストを代入する方法です。
方法1:ループと clear() メソッドを使う
まず、辞書の各キーに対してループ処理を行い、値であるリストに対して clear() メソッドを呼び出します。この方法では元の辞書オブジェクトを保持したまま、リストの中身だけを空にできます。
x1 = {"Apple" : [4,6,9,2], "Grape" : [7,8,2,1], "Orange" : [3,6,2,4]}
print("入力データ : " + str(x1))
# ループ + clear() を使用
for k in x1:
x1[k].clear()
print("辞書の値としてのリストをクリアした結果 : " + str(x1))方法2:辞書内包表記を使う
次に、辞書内包表記を使って、すべてのキーに対して新しく空のリストを割り当てる方法を見てみましょう。こちらは簡潔に書けるのが特徴です。
x2 = {"mango" : [4,6,9,2], "pineapple" : [7,8,2,1], "cherry" : [3,6,2,4]}
print("\n入力データ : " + str(x2))
# 辞書内包表記を使用
x2 = {k : [] for k in x2}
print("辞書の値としてのリストをクリアした結果 : " + str(x2))実行結果
上記のコードを実行すると、次のような出力が得られます。
入力データ : {'Apple': [4, 6, 9, 2], 'Grape': [7, 8, 2, 1], 'Orange': [3, 6, 2, 4]}
辞書の値としてのリストをクリアした結果 : {'Apple': [], 'Grape': [], 'Orange': []}
入力データ : {'mango': [4, 6, 9, 2], 'pineapple': [7, 8, 2, 1], 'cherry': [3, 6, 2, 4]}
辞書の値としてのリストをクリアした結果 : {'mango': [], 'pineapple': [], 'cherry': []}両者の違い
clear() メソッドを使う方法は、既存のリストオブジェクト自体を空にするため、そのリストへの他の参照がある場合にも影響が及びます。一方、辞書内包表記の方法は、各キーに新しい空のリストを作成して代入するため、元のリストオブジェクトはそのまま残ります。用途に応じて適切な方法を選択しましょう。
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