Pythonで解くコーススケジュール II:DFSによる履修順序の求め方
問題概要
全部で n 個のコース(科目)があり、それぞれ 0 から n-1 までの番号が付けられているとします。一部のコースには先修科目(前提条件)が設定されており、コースの総数と前提条件ペアのリストが与えられたとき、すべてのコースを修了するための履修順序を 1 つ求めるのがこの問題の目的です。
正しい順序は複数存在する場合がありますが、そのうちのどれか 1 つが見つかれば十分です。もし前提条件に循環が含まれていて、すべてのコースを修了することが不可能な場合は、空の配列を返します。
入出力の例
たとえば、入力が 2 と [[1, 0]] の場合、出力は [0, 1] になります。これは、合計 2 つのコースがあり、コース 1 を受講するには事前にコース 0 を修了しておく必要があるためです。したがって、正しい履修順序は [0, 1] となります。
解法のアプローチ
この問題は、グラフ理論におけるトポロジカルソートとサイクル検出を組み合わせた典型的な問題で、DFS(深さ優先探索)を使って解くことができます。手順は以下の通りです。
- メインメソッドでは、numCourses(コース総数)と prerequisites(前提条件リスト)を受け取ります。
- in_degree という配列を定義し、すべてのノードの入次数を格納します。同時に、adj としてグラフの隣接リストも作成します。
- visited という配列を定義し、サイズ numCourses ですべて 0 で初期化します。
- 空のスタックを用意します。
- i を 0 から numCourses-1 までループします。
- visited[i] が未訪問であり、スタックを渡してノード i から DFS を実行した結果が false の場合は、空のリストを返します。
- 最後に、スタックの要素を逆順にして返します。
実装例
それでは、以下の Python 実装を見て、より深く理解していきましょう。
class Solution(object):
def findOrder(self, numCourses, prerequisites):
in_degree,adj=self.create_adj(numCourses,prerequisites)
visited = [0 for i in range(numCourses)]
stack = []
for i in range(numCourses):
if not visited[i] and not self.dfs(i,visited,stack,adj):
return []
return stack[::-1]
def create_adj(self,n,graph):
adj = {}
in_degree= [0 for i in range(n)]
for i in graph:
in_degree[i[0]]+=1
if i[1] in adj:
adj[i[1]].append(i[0])
else:
adj[i[1]] = [i[0]]
return in_degree,adj
def dfs(self, node, visited,stack,adj):
if visited[node] == -1:
return False
if visited[node] == 1:
return True
visited[node] = -1
if node in adj:
for i in adj[node]:
if not self.dfs(i,visited,stack,adj):
return False
visited[node]=1
stack.append(node)
return True
ob = Solution()
print(ob.findOrder(2, [[1,0]]))入力
2 [[1,0]]
出力
[0,1]
アルゴリズムのポイント
visited 配列は 3 つの状態を表しています。0 は「未訪問」、-1 は「現在の DFS パス上にあり探索中」、1 は「探索済み」を意味します。探索中のノードに再び到達した場合はサイクルが存在することを示すため false を返し、すべてのコースの修了が不可能であることを判定します。一方、DFS が完了したノードから順にスタックへ積んでいき、最後に逆順に取り出すことで、依存関係を満たす履修順序(トポロジカル順序)が得られます。
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