【初心者向け】Pythonでテキストを検索・置換する方法を徹底解説
文字列の中から特定のテキストパターンを検索したり、別の文字列に置き換えたりしたい場面は、Pythonプログラミングで非常によくあります。本記事では、単純な文字列操作から正規表現を使った高度な処理まで、具体的なコード例とともにわかりやすく解説します。
基本的な考え方
検索・置換の方法は、扱うパターンの複雑さによって使い分けるのがポイントです。
- 単純な固定文字列の場合:
str.replace()メソッドが最適な解決策です。 - 複雑なパターンの場合:
reモジュール(正規表現)を活用します。
サンプルテキストの準備
まず、動作確認用のサンプルテキストを作成しましょう。
def sample():
yield 'Is'
yield 'USA'
yield 'Colder'
yield 'Than'
yield 'Canada?'
text = ' '.join(sample())
print(f"Output \n {text}")
出力:
Is USA Colder Than Canada?
テキストの検索方法
完全一致の確認
文字列全体が指定したテキストと一致するかどうかは、比較演算子 == で確認できます。
# 完全一致するかどうかを確認
print(f"Output \n {text == 'USA'}")
出力:
False
text は「USA」だけではないため、False が返されます。
基本的な文字列メソッドによる検索
Pythonには、str.find()、str.endswith()、str.startswith() といった便利な文字列メソッドが用意されています。
前方一致の確認(startswith)
# テキストが「Is」で始まるかどうか
print(f"Output \n {text.startswith('Is')}")
出力:
True
後方一致の確認(endswith)
# テキストが「Canada?」で終わるかどうか
print(f"Output \n {text.endswith('Canada?')}")
出力:
True
部分文字列の位置を検索(find)
# find()で「USA」の位置を検索
print(f"Output \n {text.find('USA')}")
出力:
3
find() は、見つかった位置のインデックス(0始まり)を返します。「USA」は4番目の単語なので、インデックス3に存在します。見つからない場合は -1 が返される点にも注意してください。
正規表現による高度な検索
検索したいパターンがより複雑な場合は、正規表現と re モジュールを使用します。
たとえば、「dd/mm/yyyy 形式の日付が含まれているか」をチェックしてみましょう。
# 文字列形式の日付を作成
date1 = '22/10/2020'
# \d+ は「1桁以上の数字」にマッチする
import re
if re.match(r'\d+/\d+/\d+', date1):
print('yes')
else:
print('no')
出力:
yes
re.match() は、文字列の先頭がパターンにマッチするかどうかを判定します。途中に含まれている場合のみマッチさせたいときは、re.search() を使うのが適切です。
テキストの置換方法
単純な置換:str.replace()
置換対象のテキストと置換後の文字列がシンプルな場合は、str.replace() を使います。
print(f"Output \n {text.replace('USA', 'Australia')}")
出力:
Is Australia Colder Than Canada?
複雑なパターンの置換:re.sub()
複雑なパターンを検索して置換する場合は、re モジュールの sub() メソッドを活用します。
sub() の構文は次のとおりです。
- 第1引数:マッチさせたいパターン
- 第2引数:置換後のパターン
- 第3引数:処理対象の文字列
以下の例では、dd/mm/yyyy 形式の日付を検出し、yyyy-dd-mm 形式へ変換しています。バックスラッシュ付きの数字(\3 など)は、パターン内のキャプチャグループ番号を参照することに注意してください。
import re
sentence = 'Date is 22/11/2020. Tomorrow is 23/11/2020.'
# 日付部分を yyyy-dd-mm 形式に置換
replaced_text = re.sub(r'(\d+)/(\d+)/(\d+)', r'\3-\1-\2', sentence)
print(f"Output \n {replaced_text}")
出力:
Date is 2020-22-11. Tomorrow is 2020-23-11.
パターンの事前コンパイルでパフォーマンス向上
同じパターンを何度も繰り返し使う場合は、あらかじめ re.compile() で正規表現をコンパイルしておくと、処理速度が向上します。
pattern = re.compile(r'(\d+)/(\d+)/(\d+)')
replaced_pattern = pattern.sub(r'\3-\1-\2', sentence)
print(f"Output \n {replaced_pattern}")
出力:
Date is 2020-22-11. Tomorrow is 2020-23-11.
置換回数を取得する:re.subn()
re.subn() を使うと、テキストを置換すると同時に、置換が行われた回数も取得できます。
output, count = pattern.subn(r'\3-\1-\2', sentence)
print(f"Output \n {output}")
出力:
Date is 2020-22-11. Tomorrow is 2020-23-11.
print(f"Output \n {count}")
出力:
2
この例では文中に2つの日付が存在したため、置換回数は 2 となっています。
まとめ
用途に応じて、次のようにメソッドを使い分けましょう。
| 用途 | 推奨メソッド |
|---|---|
| 単純な文字列の置換 | str.replace() |
| 前方一致・後方一致の確認 | str.startswith() / str.endswith() |
| 部分文字列の位置検索 | str.find() |
| 複雑なパターンの検索 | re.match() / re.search() |
| 複雑なパターンの置換 | re.sub() / re.subn() |
正規表現を組み合わせれば、日付や電話番号など、柔軟なパターン処理も簡単に実装できます。ぜひ実際のコードで試してみてください。
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