Pythonのargparseでnargsを使って同じ型の位置引数を複数指定する方法
はじめに
2つの数値に対して四則演算を行うプログラムを書く場合、それぞれを個別の位置引数(positional argument)として定義することができます。しかし、両方の引数が同じ種類・同じPythonデータ型であるなら、argparseの nargs オプションを使って「同じ型の値をちょうど2つ受け取る」と指定する方が、よりシンプルで自然な設計になります。
実装方法
ここでは、2つの整数を受け取って減算を行うプログラムを作成してみましょう。両方の引数は同じ int 型です。
サンプルコード
import argparse
def get_args():
""" Function : get_args
.add_argument で使用しているパラメータ
1. metavar - ユーザーへデータ型のヒントを提供する。
- デフォルトでは、すべての引数は文字列として扱われる。
2. type - 実際のPythonデータ型
- (str の前後に引用符がない点に注意)
3. help - 使用方法に表示されるパラメータの簡単な説明
4. nargs - 正確に nargs 個の値を要求する。
"""
parser = argparse.ArgumentParser(
description='Example for nargs',
formatter_class=argparse.ArgumentDefaultsHelpFormatter)
parser.add_argument('numbers',
metavar='int',
nargs=2,
type=int,
help='減算用のint型の数値')
return parser.parse_args()
def main():
args = get_args()
num1, num2 = args.numbers
print(f" *** Subtracting two number - {num1} - {num2} = {num1 - num2}")
if __name__ == '__main__':
main()nargs=2を指定すると、正確に2つの値が必須となります。各値は整数として渡す必要があり、それ以外の型が渡された場合はプログラムがエラーで終了します。
それでは、さまざまな値を渡してプログラムを実行し、動作を確認してみましょう。
実行結果
<<< python test.py 30 10 *** Subtracting two number - 30 - 10 = 20 <<< python test.py 10 30 *** Subtracting two number - 10 - 30 = -20 <<< python test.py 10 10 30 usage: test.py [-h] int int test.py: error: unrecognized arguments: 30 <<< python test.py usage: test.py [-h] int int test.py: error: the following arguments are required: int
このように、nargs=2 を指定した場合は必ず2つの値が必要になり、3つ以上渡すと「unrecognized arguments」エラーが、逆に1つも渡さないと「arguments are required」エラーが発生します。
nargsに指定できるその他の値
nargs='+':1つ以上の値を受け取るnargs='*':0個以上の値を受け取るnargs='?':0個または1個の値を受け取る
状況に応じてこれらの値を使い分けることで、柔軟なコマンドライン引数の処理が可能になります。
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