Pythonでリストから最長のフィボナッチ部分列の長さを求める方法
問題の概要
厳密に増加している正の整数からなるリスト nums が与えられたとします。このとき、すべての i > 1 に対して A[i] = A[i - 1] + A[i - 2] という関係(つまりフィボナッチ数列と同じ漸化式)を満たす、最も長い部分列 A(最小長は3)を見つけ、その長さを求めるのが課題です。
例えば、入力が nums = [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13, 14] の場合、[1, 2, 3, 5, 8, 13] という部分列を選ぶことができるため、出力は 6 となります。
解決のための手順
この問題は、ペアごとにフィボナッチ的な連鎖を追跡していくことで解決できます。具体的な手順は以下の通りです。
- A := nums(入力リスト)
- n := A の要素数
- maxLen := 0(最大長の初期値)
- S := A から作成したセット(高速な存在判定用)
- i を 0 から n まで繰り返す:
- j を i + 1 から n まで繰り返す:
- x := A[j](現在の値)
- y := A[i] + A[j](次に期待される値)
- length := 2(初期の連鎖の長さ)
- y が S に存在する間、以下を繰り返す:
- z := x + y
- x := y、y := z と更新
- length を 1 増やす
- maxLen := maxLen と length の大きい方
- j を i + 1 から n まで繰り返す:
- maxLen > 2 であれば maxLen を返し、そうでなければ 0 を返す
ポイントは、リストが厳密に増加していることを利用し、セット S による O(1) の存在チェックで次のフィボナッチ項を素早く確認できる点です。これにより、全ての開始ペア (i, j) について連鎖を効率的に伸ばしていけます。
実装例
class Solution: def solve(self, nums): A = nums n = len(A) maxLen = 0 S = set(A) for i in range(0, n): for j in range(i + 1, n): x = A[j] y = A[i] + A[j] length = 2 while y in S: z = x + y x = y y = z length += 1 maxLen = max(maxLen, length) if maxLen > 2: return maxLen else: return 0 ob = Solution() nums = [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13, 14] print(ob.solve(nums))
入力
[1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13, 14]
出力
6
計算量について
外側の二重ループで全てのペアを試すため O(n²)、さらに各ペアからフィボナッチ連鎖を辿る処理が加わります。ただし、連鎖の各項は前の2項の和として急速に増大するため、実際の連鎖の深さは限られ、実用上は十分高速に動作します。条件を満たす部分列が見つからない場合は 0 が返される点にも注意してください。
-
Pythonで文字列リストの最長共通プレフィックス(接頭辞)を求めるプログラム
小文字で構成された文字列のリストが与えられたとき、その中に共通して含まれる最長の共通プレフィックス(接頭辞)を見つける問題を考えてみましょう。例えば、入力が [antivirus, anticlockwise, antigravity] の場合、すべての文字列に共通する先頭部分は anti なので、出力は anti となります。解決のためのアプローチこの問題は、以下の手順で解くことができます。まず、リスト words をアルファベット順にソートします。これにより、辞書順で最も近い文字列同士が隣り合うため、比較が効率的になります。共通プレフィックスを格納するための新しいリスト prefix を用
-
Pythonでリストから最も長い単語を上位k個抽出する2つの方法
プログラミングでは、長さの異なる多数の単語が含まれるリストの中から、上位n個の最も長い単語を取り出したい場面があります。本記事では、このような処理を実現するための2つのアプローチを、サンプルコードと実行結果とともにわかりやすく解説します。方法1:count()とsorted()を使う方法まず、リストの要素を逆順にソートすることで、最も長い単語がリストの先頭に並ぶようにします。次に各単語の長さを求め、そのカウント結果を変数に格納します。最後に、必要な件数分だけスライスして、最長の単語を取得します。ここで使われているitertools.count()は無限に増加するカウンターを生成するイテレータで