Pythonで数値が階乗素数(Factorial Prime)かどうかを判定する方法
ある数値 n が与えられたとき、それが階乗素数(Factorial Prime)であるかどうかを判定する方法を解説します。
階乗素数とは?
階乗素数とは、「ある整数の階乗に対して 1 小さい数、または 1 大きい数」であり、かつ素数である数のことです。
例えば、入力が n = 719 の場合、出力は True になります。これは以下のように表せるためです。
719 = 720 − 1 = 6! − 1
判定アルゴリズムの手順
この問題は、次の手順で解くことができます。
- まず、num が素数であるかを確認します。素数でなければ
Falseを返します。 - 変数を初期化します:
factorial = 1、i = 1 factorial <= num + 1が成り立つ間、以下を繰り返します。factorial = factorial * iとして階乗を更新num + 1 == factorialまたはnum - 1 == factorialであればTrueを返すi = i + 1としてカウンタを進める
- ループが終了しても該当しなければ
Falseを返します。
Pythonでの実装例
理解を深めるために、実際の実装を見てみましょう。
from math import sqrt
def isPrime(num):
if num <= 1:
return False
if num <= 3:
return True
if num % 2 == 0 or num % 3 == 0:
return False
for i in range(5, int(sqrt(num)) + 1, 6):
if num % i == 0 or num % (i + 2) == 0:
return False
return True
def solve(num):
if not isPrime(num):
return False
factorial = 1
i = 1
while factorial <= num + 1:
factorial *= i
if num + 1 == factorial or num - 1 == factorial:
return True
i += 1
return False
num = 719
print(solve(num))入力例
719
出力結果
True
処理のポイント
このコードでは、素数判定に「6k ± 1 最適化」を使用しています。2 と 3 の倍数を事前に除外した上で、√num までの範囲を 6 ずつ飛ばしながら確認することで、効率的に素数判定を行えます。その後、階乗を順次計算し、対象の数値が「階乗 ± 1」と一致するかを調べることで、階乗素数かどうかを正確に判定できます。
-
Pythonで数値が二面素数(Dihedral Prime)かどうかを判定する方法
ある整数nが与えられたとき、それが「二面素数(dihedral prime)」であるかどうかを判定する方法を解説します。二面素数とは、その数自体が素数であり、さらに7セグメントディスプレイに表示した際に、表示の向き(通常の向きでも上下逆さまでも)に関わらず、同じ数または別の素数として読み取れる数のことです。例えば、入力がn = 1181の場合、出力はTrueになります。下の数字は上の数字を上下逆さま(180度回転)にして表示したものであり、どちらも素数となっています。アルゴリズムの手順この問題を解くために、以下の手順で進めます。up_side_down() 関数を定義します。引数としてnを受け
-
Pythonで素数を判定するプログラムの書き方を徹底解説
はじめに この記事では、「与えられた数値が素数かどうかを判定する」という問題に対する解決策を、Pythonのコード例とともにわかりやすく解説します。 問題の概要 問題設定:ある数値が与えられたとき、その数が素数であるかどうかを判定するプログラムを作成します。 まず「素数」の定義をおさらいしましょう。1より大きい正の整数のうち、1とその数自身以外に約数を持たない数を素数(そすう)と呼びます。たとえば、2、3、5、7などはそれ以外の約数を持たないため、素数です。 プログラムの考え方 今回作成するプログラムでは、入力された数値が素数かどうかを以下の手順で判定します。 1以下の数値は素数ではない