Pythonで正弦級数(sin x)の合計を求めるプログラム
正弦級数とは
ある値 x が与えられたとき、sin(x) の級数の合計を計算することを考えてみましょう。正弦(サイン)級数は、次のように複数の項から構成される無限級数です。
sine(x) = x − x^3/fact(3) + x^5/fact(5) − x^7/fact(7) …
これは sin(x) のテイラー展開(マクローリン展開)に基づいた式で、fact(n) は n の階乗を表します。項数を増やすほど、実際の sin(x) の値に近い高精度な近似が得られます。
このような級数の問題を解くには、まず角度を入力として受け取り、それをラジアンに変換します。その後、級数のすべての項を順番に処理し、演算によって合計を求めていきます。
問題を解くためのアプローチ
- 項数の上限 n と角度(度)を入力として受け取る。
- べき乗関数を使って各項を計算しながら、合計を求める。
- 結果を出力する。
実装例
n = 5
deg = 10
deg = deg*3.14/180
p = 1
f = 1
s = deg
sine = -1
for i in range(3, n+1, 2):
deg = deg*sine
p = pow(deg, i)
f = f*i*(i-1)
s = s + p/f
print("The sum of the series of sine(10) is:", s)コードの解説
- deg = deg*3.14/180: 度数法で与えられた角度を、π ≒ 3.14 を使ってラジアンに変換しています。
- for i in range(3, n+1, 2): 3 から n までの奇数項(x^3、x^5、…)だけを順に処理します。
- deg = deg*sine: 変数 sine は -1 なので、項ごとに符号を交互に切り替える役割を果たします。
- p = pow(deg, i): 各項の分子となるべき乗部分を計算します。
- f = f*i*(i-1): 階乗を効率的に求めることで、各項の分母を計算します。
- s = s + p/f: 計算した各項を合計に加算していきます。
出力結果
上記のコードを実行すると、次のような出力が得られます。
The sum of the series of sine(10) is: 0.17356104142876477
この結果は、sin(10°) ≒ 0.1736 という実際の値とよく一致しており、級数による近似が正しく機能していることがわかります。
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