Pythonで異なる長さのDataFrameをマージする方法(pandas mergeの使い方)
pandasでは、行数(長さ)が異なる複数のDataFrameを結合する場合、merge()メソッドを使用します。この記事では、長さ4のDataFrameと長さ6のDataFrameを実際にマージしながら、その手順と出力結果をわかりやすく解説します。
merge()メソッドとは
merge()は、SQLのJOINのように共通する列(キー)を基準に2つのDataFrameを結合するメソッドです。how引数に'left'を指定すると、左側のDataFrameのすべての行を保持したまま結合できます。これにより、行数が異なるDataFrame同士でも問題なくマージが可能です。
1つ目のDataFrame(長さ4)を作成する
まず、「Car」列だけを持つ長さ4のDataFrameを作成します。
import pandas as pd
dataFrame1 = pd.DataFrame(
{
"Car": ['BMW', 'Lexus', 'Audi', 'Jaguar']
}
)
print("DataFrame1 ...\n", dataFrame1)
print("DataFrame1 length = ", len(dataFrame1))
2つ目のDataFrame(長さ6)を作成する
次に、同じ「Car」列を持ち、行数が6のDataFrameを作成します。こちらには「Mercedes」と「Bentley」が追加されています。
dataFrame2 = pd.DataFrame(
{
"Car": ['BMW', 'Lexus', 'Audi', 'Mercedes', 'Jaguar', 'Bentley']
}
)
print("\nDataFrame2 ...\n", dataFrame2)
print("DataFrame2 length = ", len(dataFrame2))
merge()でDataFrameをマージする
how='left'を指定して、2つのDataFrameをマージします。この例では、行数の多いdataFrame2を左側に置くことで、すべての行が結果に残ります。
mergedRes = dataFrame2.merge(dataFrame1, how='left')
完全なサンプルコード
以下に、ここまでの手順をまとめた実行可能なコード全体を示します。
import pandas as pd
# DataFrame1を作成
dataFrame1 = pd.DataFrame(
{
"Car": ['BMW', 'Lexus', 'Audi', 'Jaguar']
}
)
print("DataFrame1 ...\n", dataFrame1)
# DataFrame1の長さを確認
print("DataFrame1 length = ", len(dataFrame1))
# DataFrame2を作成
dataFrame2 = pd.DataFrame(
{
"Car": ['BMW', 'Lexus', 'Audi', 'Mercedes', 'Jaguar', 'Bentley']
}
)
print("\nDataFrame2 ...\n", dataFrame2)
# DataFrame2の長さを確認
print("DataFrame2 length = ", len(dataFrame2))
# DataFrameをマージ
mergedRes = dataFrame2.merge(dataFrame1, how='left')
print("\nMerged data frame...\n", mergedRes)
実行結果
上記のコードを実行すると、次のような出力が得られます。
DataFrame1 ...
Car
0 BMW
1 Lexus
2 Audi
3 Jaguar
DataFrame1 length = 4
DataFrame2 ...
Car
0 BMW
1 Lexus
2 Audi
3 Mercedes
4 Jaguar
5 Bentley
DataFrame2 length = 6
Merged data frame...
Car
0 BMW
1 Lexus
2 Audi
3 Mercedes
4 Jaguar
5 Bentley
ポイントの解説
今回の例では両方のDataFrameが「Car」という同名の列を持っているため、それが自動的に結合キーとして使用されました。マージ後の結果には、dataFrame2の6行すべてが含まれています。
もし片方のDataFrameにしか存在しない値があり、how='inner'(デフォルト)を使った場合は、両方に存在する行のみが残るため、結果の行数が減る点に注意してください。行数の異なるDataFrameを扱う際は、どの行を残したいかに応じてhow引数('left'、'right'、'outer'、'inner')を適切に選択することが重要です。
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