Pythonで2つの行列の要素ごとの差分を計算する方法
この記事では、Pythonを使って2つの行列(ネストされたリスト)の要素ごとの差分を計算して出力する方法を解説します。リストの各要素を反復処理し、zipメソッドを活用することで、シンプルかつ効率的に実装できます。
サンプルコード
以下に具体的な実装例を示します。
my_list_1 = [[3, 4, 4], [4, 3, 1], [4, 8, 3]]
my_list_2 = [[5, 4, 7], [9, 7, 5], [4, 8, 4]]
print("最初のリスト :")
print(my_list_1)
print("2番目のリスト :")
print(my_list_2)
my_result = []
for sub_str_1, sub_str_2 in zip(my_list_1, my_list_2):
temp_str = []
for element_1, element_2 in zip(sub_str_1, sub_str_2):
temp_str.append(element_2 - element_1)
my_result.append(temp_str)
print("結果は次のとおりです :")
print(my_result)
出力結果
最初のリスト : [[3, 4, 4], [4, 3, 1], [4, 8, 3]] 2番目のリスト : [[5, 4, 7], [9, 7, 5], [4, 8, 4]] 結果は次のとおりです : [[2, 0, 3], [5, 4, 4], [0, 0, 1]]
コードの解説
まず、リストの中にリストが入った構造(ネストされたリスト)を2つ定義し、コンソールに表示します。
計算結果を格納するための空のリストを作成します。
zipメソッドを使って2つのリストを対応付け、反復処理を行います。これにより、それぞれの行(サブリスト)同士がペアになります。内側の
forループでは、再度zipを使って行内の各要素をペアにし、「2番目のリストの要素 − 1番目のリストの要素」という差分を一時的なリストに順番に追加していきます。内側のループが完了したら、その一時的なリスト(差分行)を結果リストに追加します。
最後に、計算結果をコンソールに出力します。
補足:より簡潔な書き方
リスト内包表記を使えば、同じ処理をさらに短く記述できます。
my_result = [[e2 - e1 for e1, e2 in zip(row1, row2)]
for row1, row2 in zip(my_list_1, my_list_2)]
また、数値計算ライブラリのNumPyを利用すれば、配列同士の減算だけで要素ごとの差分を簡単に求めることができ、大規模なデータ処理にも適しています。
import numpy as np result = np.array(my_list_2) - np.array(my_list_1)
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