Pythonでボールの入った袋のペナルティを最小化するプログラム(二分探索による解法)
nums という配列があり、i 番目の要素は nums[i] 個のボールが入った袋を表しているとします。さらに、mx という別の値も与えられます。この mx は、以下の操作を実行できる最大回数を意味します。
- 任意のボールの入った袋を1つ選び、少なくとも1個ずつのボールが入った2つの新しい袋に分割する。
- ここで「ペナルティ」とは、すべての袋の中で最も多くのボールが入っている袋のボール数を指します。
私たちの目的は、操作を最大 mx 回まで行った後のペナルティを最小化すること、すなわち実現可能な最小のペナルティを求めることです。
例えば、入力が nums = [4,8,16,4]、mx = 4 の場合、出力は 4 になります。これは次のような手順で操作できるためです。
- 初期状態:[4,8,16,4]
- 16個のボールが入った袋を、8個ずつの2つの袋に分割 → [4,8,8,8,4]
- 8個の袋をそれぞれ4個ずつに分割 → [4,4,4,8,8,4] → [4,4,4,4,4,8,4]
- 最終的に [4,4,4,4,4,4,4,4]
こうしてすべての袋が4個になり、最小ペナルティは4となります。
解法のアプローチ
この問題は二分探索を使って効率的に解けます。基本的な発想は、「ペナルティを target 以下にするために必要な分割回数が mx 回以内に収まるか?」という判定関数を作り、target の候補値を二分探索で絞り込んでいくというものです。
helper() 関数の手順
- 引数として target と mx を受け取る関数 helper() を定義します。
- target が 0 の場合は mx + 1 を返します(判定を必ず失敗させるため)。
- count := 0 と初期化します。
- nums の各要素 num に対して、count := count + (num - 1) // target を加算していきます。これは各袋を target 以下にするために必要な分割回数です。
- 最後に count <= mx を返します。
メイン処理の手順
- left := max(sum(nums) // (len(nums) + mx), 1) —— 理論上の下限値
- right := max(nums) —— 袋の中の最大ボール数
- left < right の間、以下を繰り返します。
- mid := (left + right) // 2
- helper(mid, mx) が真であれば right := mid
- そうでなければ left := mid + 1
- 最後に left を返します。
実装例
理解を深めるために、以下の実装を見てみましょう。
def helper(target, mx):
if target == 0:
return mx + 1
count = 0
for num in nums:
count += (num - 1) // target
return count <= mx
def solve(nums, mx):
left, right = max(sum(nums) // (len(nums) + mx), 1), max(nums)
while left < right:
mid = (left + right) // 2
if helper(mid, mx):
right = mid
else:
left = mid + 1
return left
nums = [4,8,16,4]
mx = 4
print(solve(nums, mx))入力
[4,8,16,4], 4
出力
4
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