Javaアプリケーションとアプレットの違いをわかりやすく解説
Javaプログラムは、その実行形態によって大きく「アプリケーション(Application)」と「アプレット(Applet)」の2種類に分類されます。両者は実行環境や用途がまったく異なるため、Javaを学ぶ上で押さえておきたい重要な基礎知識です。本記事では、それぞれの特徴と具体的なコード例を交えて解説します。
アプリケーション(Application)とは
- アプリケーションは、クライアント側またはサーバー側の仮想マシン(JVM)上で動作するスタンドアローン型のJavaプログラムです。
- コンピューターのアーキテクチャに依存せず、Java互換の仮想マシンがあればどの環境でも動作するように設計されています。
- ユーザーの操作によって直接実行されることもあれば、別のアプリケーションプログラムから呼び出されて実行されることもあります。
- 具体例としては、データベースプログラム、開発ツール、ワープロソフト、テキスト・画像編集ツール、表計算ソフト、Webブラウザなどが挙げられます。
コード例
public class Demo {
public static void main(String args[]) {
System.out.println("Welcome to TutorialsPoint");
}
}
実行結果
Welcome to TutorialsPoint
アプリケーションは main メソッドをエントリーポイントとしており、JVMから直接起動して独立して動作するのが大きな特徴です。
アプレット(Applet)とは
- アプレットは、HTMLドキュメント内で実行されることを前提に設計された小規模なJavaプログラムです。
- いわば「Web版アプリケーション」のような存在で、かつてはクライアントのブラウザで動作させるためにJavaプラグインが必要でした。
- アプレットはクライアント側で動作し、主にインターネットコンピューティングの目的で利用されてきました。
- Java対応のWebブラウザでアプレットを含むHTMLページを開くと、アプレットのコードがシステムへ転送され、ブラウザ上のJava仮想マシンによって実行される仕組みです。
コード例
import java.awt.*;
import java.applet.*;
public class AppletDemo extends Applet {
public void paint(Graphics g) {
g.drawString("Welcome to TutorialsPoint", 50, 50);
}
}
/* <applet code="AppletDemo.class" width="300" height="300">
</applet> */
まとめ:両者の主な違い
| 項目 | アプリケーション | アプレット |
|---|---|---|
| 実行方法 | JVMから直接起動(mainメソッド必須) | HTMLページ内から読み込まれて実行 |
| 動作場所 | クライアントまたはサーバー | クライアントのブラウザ |
| 必要な環境 | Java仮想マシン(JVM) | Javaプラグイン対応ブラウザ |
| 現状 | 現在も広く利用されている標準的な形式 | Java 9で非推奨、Java 17以降で削除 |
なお、アプレットはセキュリティ上の脆弱性や各ブラウザのプラグインサポート終了を受け、Java 9で非推奨(Deprecated)となり、Java 17以降では完全に削除されました。現在のWeb開発では、JavaScriptやHTML5といった技術が主流となっています。一方、アプリケーション形式のJavaはデスクトップアプリ、サーバーサイド開発、Androidアプリなど幅広い分野で今も活躍しています。
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