JavaのJacksonでJSONのフィールド名を変更する方法:@JsonPropertyアノテーションの使い方
@JsonPropertyアノテーションとは
JavaでJSONを扱う際に広く使われているライブラリ「Jackson」には、@JsonPropertyというアノテーションが用意されています。このアノテーションは、JSONのシリアライズ(Javaオブジェクト→JSON)やデシリアライズ(JSON→Javaオブジェクト)の処理において、プロパティやメソッドに対して指定することができます。
@JsonPropertyには、オプションの「name」パラメータを渡すことができます。これは、Javaクラスのプロパティ名と、JSON側のキー名が異なる場合に非常に便利です。
- キー名とプロパティ名が一致している場合:値はそのまま対応するプロパティにマッピングされる
- 名前が異なる場合:@JsonPropertyで明示的にキー名を指定することで正しくマッピングできる
@JsonPropertyでフィールド名を変更するサンプルコード
それでは、実際に@JsonPropertyアノテーションを使って、JSON出力時のフィールド名を変更してみましょう。以下の例では、Userクラスの各フィールドに対して、任意のJSONキー名を指定しています。
import java.io.IOException;
import com.fasterxml.jackson.databind.*;
import com.fasterxml.jackson.annotation.JsonProperty;
public class JsonPropertyAnnotationTest {
public static void main(String[] args) throws IOException {
ObjectMapper mapper = new ObjectMapper();
mapper.enable(SerializationFeature.INDENT_OUTPUT);
User user = new User("Sai", "Adithya", "9959984000", "0402358700");
String data = mapper.writeValueAsString(user);
System.out.println(data);
}
}
// Userクラス
class User {
@JsonProperty("first-name")
public String firstName;
@JsonProperty("last-name")
public String lastName;
@JsonProperty("mobile-phone")
public String mobilePhone;
@JsonProperty("home_phone")
public String workPhone;
public User(String firstName, String lastName, String mobilePhone, String workPhone) {
super();
this.firstName = firstName;
this.lastName = lastName;
this.mobilePhone = mobilePhone;
this.workPhone = workPhone;
}
}コードのポイント
- @JsonProperty("first-name")のように、JSON上で使用したいキー名を引数として指定します。
- 例ではハイフン区切り(first-name)やアンダースコア区切り(home_phone)など、異なる命名規則のキー名を混在させて指定しています。
- SerializationFeature.INDENT_OUTPUTを有効にすることで、出力されるJSONが整形され、読みやすくなります。
実行結果
上記のコードを実行すると、Javaのフィールド名ではなく、@JsonPropertyで指定したキー名が出力されていることが確認できます。
{
"first-name" : "Sai",
"last-name" : "Adithya",
"mobile-phone" : "9959984000",
"home_phone" : "0402358700"
}まとめ
Jacksonの@JsonPropertyアノテーションを使えば、Javaクラスのフィールド名をそのままに、JSON側のキー名を自由に制御できます。外部APIの仕様に合わせたキー名への変換や、スネークケース・ケバブケースなど命名規則の違いを吸収したい場合に非常に有効な手段です。シリアライズだけでなくデシリアライズにも適用されるため、入出力の両方向で一貫したマッピングを実現できます。
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