JavaのByteクラスとは?主なメソッド一覧と実行例をわかりやすく解説
JavaのByteクラスとは
Byteクラスは、プリミティブ型「byte」の値をオブジェクトとしてラップ(包み込む)ためのラッパークラスです。Byte型のオブジェクトは、byte型の値を1つだけ格納するフィールドを持っています。
プリミティブ型では扱えないコレクションへの格納やnullの扱いなど、オブジェクトとしてbyte値を扱いたい場面で活用されます。
Byteクラスの主なメソッド一覧
以下に、Byteクラスでよく使われる代表的なメソッドを紹介します。
| No. | メソッドと説明 |
|---|---|
| 1 | byte byteValue() このByteオブジェクトが保持する値をbyte型として返します。 |
| 2 | int compareTo(Byte anotherByte) 2つのByteオブジェクトを数値的に比較し、その結果をint型で返します。 |
| 3 | static Byte decode(String nm) 文字列(String)をデコードして、Byteオブジェクトに変換します。 |
| 4 | double doubleValue() このByteオブジェクトが保持する値をdouble型として返します。 |
| 5 | boolean equals(Object obj) このオブジェクトと指定されたオブジェクトが等しいかどうかを比較します。 |
| 6 | float floatValue() このByteオブジェクトが保持する値をfloat型として返します。 |
| 7 | int hashCode() このByteオブジェクトのハッシュコードを返します。 |
| 8 | int intValue() このByteオブジェクトが保持する値をint型として返します。 |
| 9 | long longValue() このByteオブジェクトが保持する値をlong型として返します。 |
| 10 | static byte parseByte(String s) 文字列引数を符号付き10進数のbyte値として解析(パース)します。 |
それでは、実際のコード例を見ていきましょう。
サンプルコード①:intValue()メソッドの使い方
import java.lang.*;
public class Demo {
public static void main(String[] args){
Byte b1, b2;
int i1, i2;
b1 = new Byte("1");
b2 = new Byte("-1");
i1 = b1.intValue();
i2 = b2.intValue();
String str1 = "int value of Byte " + b1 + " is " + i1;
String str2 = "int value of Byte " + b2 + " is " + i2;
System.out.println( str1 );
System.out.println( str2 );
}
}実行結果
int value of Byte 1 is 1 int value of Byte -1 is -1
この例では、文字列から生成したByteオブジェクトに対してintValue()メソッドを呼び出すことで、保持している値をint型として取得しています。正の値・負の値どちらも正しく変換されていることが確認できます。
サンプルコード②:toString()メソッドの使い方
続いて、Byteオブジェクトの値を文字列として取得する例を見てみましょう。
import java.lang.*;
public class Demo {
public static void main(String[] args){
Byte b1, b2;
String s1, s2;
b1 = new Byte("-123");
b2 = new Byte("0");
s1 = b1.toString();
s2 = b2.toString();
String str1 = "String value of Byte " + b1 + " is " + s1;
String str2 = "String value of Byte " + b2 + " is " + s2;
System.out.println( str1 );
System.out.println( str2 );
}
}実行結果
String value of Byte -123 is -123 String value of Byte 0 is 0
toString()メソッドを使うことで、Byteオブジェクトが保持する数値をそのまま文字列形式で取得できます。負の値やゼロの場合も問題なく変換できることが分かります。
まとめ
Byteクラスは、プリミティブ型のbyte値をオブジェクトとして扱うためのラッパークラスです。intValue()やdoubleValue()などの型変換メソッド、parseByte()やdecode()といった文字列からの変換メソッド、さらにcompareTo()による比較機能まで、多彩なメソッドが提供されています。コレクション操作やAPIとの連携など、オブジェクトとしてbyte値を扱いたい場面でぜひ活用してみてください。
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