【Java正規表現】POSIX文字クラス \p{Digit} の使い方を徹底解説
POSIX文字クラス \p{Digit} とは
Javaの正規表現におけるPOSIX文字クラス \p{Digit} は、10進数の数字「0」から「9」にマッチするパターンです。文字列の中から数字だけを抽出したり、入力値が数字のみで構成されているかどうかを判定したりする際に便利です。
なお、\p{Digit} は文字クラス [0-9] や \d とほぼ同じ働きをしますが、POSIX形式で記述することでコードの意図が明確になり、可読性が向上するというメリットがあります。
例1:文字列に含まれる数字の個数を数える
次のサンプルでは、ユーザーから入力された文字列に対して \p{Digit} を適用し、含まれる数字の個数をカウントしています。
import java.util.Scanner;
import java.util.regex.Matcher;
import java.util.regex.Pattern;
public class DigitsExample {
public static void main(String args[]) {
// ユーザーから文字列を読み込む
System.out.println("Enter a string");
Scanner sc = new Scanner(System.in);
String input = sc.nextLine();
// 正規表現(数字1文字にマッチ)
String regex = "[\\p{Digit}]";
// 正規表現をコンパイルしてPatternオブジェクトを生成
Pattern pattern = Pattern.compile(regex);
// Matcherオブジェクトを取得
Matcher matcher = pattern.matcher(input);
int count = 0;
while(matcher.find()) {
count++;
}
System.out.println("Number of digits: "+count);
}
}実行結果1
Enter a string sample text 22 37 48 84 Number of digits: 8
この例では、入力文字列中に数字が8個(2、2、3、7、4、8、8、4)含まれているため、「8」と出力されます。
実行結果2
Enter a string Welcome to tutorilspoint Number of digits: 0
数字が一切含まれていない文字列の場合は「0」と出力されます。
例2:数字のみで構成された文字列を判定する
次のサンプルでは、^\p{Digit}+$ という正規表現を使用し、先頭から末尾まで数字のみで構成された文字列だけを抽出しています。行頭・行末を表すアンカー ^ と $ を組み合わせることで、部分一致ではなく完全一致での判定が可能になります。
import java.util.Scanner;
import java.util.regex.Matcher;
import java.util.regex.Pattern;
public class Example {
public static void main( String args[] ) {
// 数字のみにマッチする正規表現
String regex = "^\\p{Digit}+$";
// 入力データを取得
Scanner sc = new Scanner(System.in);
System.out.println("Enter 5 input strings: ");
String input[] = new String[5];
for (int i=0; i<5; i++) {
input[i] = sc.nextLine();
}
// Patternオブジェクトを作成
Pattern p = Pattern.compile(regex);
System.out.println("Strings with only digits: ");
for(int i=0; i<5;i++) {
// Matcherオブジェクトを作成
Matcher m = p.matcher(input[i]);
if(m.matches()) {
System.out.println(m.group());
}
}
}
}実行結果
Enter 5 input strings: hello 1234 243test ##$$@ 222356 Strings with only digits: 1234 222356
5つの入力文字列のうち、「hello」「243test」「##$$@」には英字や記号が含まれるためマッチせず、数字のみの「1234」と「222356」だけが出力されています。
まとめ
\p{Digit}は0〜9の10進数字1文字にマッチするPOSIX文字クラスである。[\p{Digit}]のように使えば文字列内の数字を検索・カウントできる。^\p{Digit}+$のようにアンカーと組み合わせれば、文字列全体が数字のみかどうかを判定できる。- 動作は
\dや[0-9]と同等だが、POSIX形式は意図が伝わりやすく可読性に優れる。
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