Java正規表現の\p{IsAlphabetic}で英字を判定・カウントする方法
Javaの正規表現には、特定の種類の文字に一致させるためのPOSIX文字クラスが用意されています。その中でも \p{IsAlphabetic} は、Unicodeの定義上「字母(アルファベット)」とみなされる文字に一致するパターンです。これを活用すると、文字列に含まれる英字のカウントや、英字を含む文字列の抽出などをシンプルなコードで実現できます。
例1:文字列に含まれる英字の数をカウントする
最初の例では、ユーザーが入力した文字列に対して \p{IsAlphabetic} を適用し、英字が何文字含まれているかを数えて表示します。
import java.util.Scanner;
import java.util.regex.Matcher;
import java.util.regex.Pattern;
public class Example1 {
public static void main(String args[]) {
// ユーザーから文字列を入力してもらう
System.out.println("文字列を入力してください");
Scanner sc = new Scanner(System.in);
String input = sc.nextLine();
// 英字に一致する正規表現
String regex = "\\p{IsAlphabetic}";
// 正規表現をコンパイルしてPatternオブジェクトを生成
Pattern pattern = Pattern.compile(regex);
// Matcherオブジェクトを取得
Matcher matcher = pattern.matcher(input);
int count = 0;
while(matcher.find()) {
count++;
}
System.out.println("英字の文字数: " + count);
}
}実行結果
文字列を入力してください sample text 英字の文字数: 10
入力された「sample text」には10個の英字が含まれているため、「10」と出力されます。このように find() メソッドをループで回しながら一致した回数を数えることで、特定の種類の文字数を簡単に集計できます。
例2:英字を含む文字列だけを抽出する
次の例では、入力された複数の文字列の中から、英字を1文字でも含んでいるものだけを抽出して表示します。^.*\p{IsAlphabetic}.*$ という正規表現は、「先頭から末尾までの間に英字が含まれている」ことを意味します。
import java.util.Scanner;
import java.util.regex.Matcher;
import java.util.regex.Pattern;
public class Example2 {
public static void main(String args[]) {
// 英字を含む文字列に一致する正規表現
String regex = "^.*\\p{IsAlphabetic}.*$";
// 5つの入力文字列を受け取る
Scanner sc = new Scanner(System.in);
System.out.println("5つの文字列を入力してください:");
String input[] = new String[5];
for (int i=0; i<5; i++) {
input[i] = sc.nextLine();
}
// Patternオブジェクトを生成
Pattern p = Pattern.compile(regex);
System.out.println("英字を含む文字列:");
for(int i=0; i<5; i++) {
// Matcherオブジェクトを生成
Matcher m = p.matcher(input[i]);
if(m.matches()) {
System.out.println(m.group());
}
}
}
}実行結果
5つの文字列を入力してください: hello sample 243test ##$$@ 222356 英字を含む文字列: hello sample 243test
数字のみの「222356」や記号のみの「##$$@」は一致しないため除外され、英字を含む3つの文字列だけが出力されています。
\p{IsAlphabetic}を使う際のポイント
- Unicode対応:
\p{IsAlphabetic}はUnicodeの字母カテゴリに基づいて判定するため、半角英字(A〜Z、a〜z)だけでなく、アクセント付き文字(é など)やひらがな・カタカナ・漢字などの日本語文字にも一致します。 - ASCIIのみに限定したい場合: 半角英字だけを対象にしたいときは、POSIX文字クラスの
\p{Alpha}や文字クラスの[a-zA-Z]を使うとよいでしょう。 - 動作環境:
\p{IsAlphabetic}はJava 7以降で使用できます。内部的にはCharacter.isAlphabetic()メソッドと同じ基準で判定されます。
このように \p{IsAlphabetic} を使えば、英字の判定処理を簡潔に記述できます。入力値のバリデーションや文字種チェックなど、さまざまな場面で活用してみてください。
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