【Java】正規表現のPOSIX文字クラス \p{Print}で印刷可能文字を判定する方法
POSIX文字クラス \p{Print} は、印刷可能なすべての文字(半角スペースから「~」までのASCII文字)にマッチします。このクラスを活用すると、文字列に含まれる印刷可能な文字を簡単に判定・抽出できます。
例1:印刷可能な文字の数を数える
次の例では、ユーザーが入力した文字列の中から印刷可能な文字を数えて表示します。
import java.util.Scanner;
import java.util.regex.Matcher;
import java.util.regex.Pattern;
public class PrintableCharacters {
public static void main(String args[]) {
// ユーザーから文字列を読み込む
System.out.println("文字列を入力してください");
Scanner sc = new Scanner(System.in);
String input = sc.nextLine();
// 正規表現
String regex = "[\\p{Print}]";
// 正規表現をコンパイル
Pattern pattern = Pattern.compile(regex);
// Matcherオブジェクトを取得
Matcher matcher = pattern.matcher(input);
int count = 0;
while(matcher.find()) {
count++;
}
System.out.println("印刷可能な文字の数: " + count);
}
}
実行結果1
文字列を入力してください test 印刷可能な文字の数: 4
入力された「test」は4文字すべてが印刷可能な文字のため、カウントは4になります。
実行結果2
文字列を入力してください öäüçãà 印刷可能な文字の数: 0
ö や ü などの非ASCII文字は \p{Print} の対象外となるため、カウントは0になります。つまり、この文字クラスはASCIIの印刷可能範囲(\x20〜\x7E)にのみマッチする点に注意が必要です。
例2:印刷可能な文字だけで構成された文字列を抽出する
次の例では、正規表現 ^\p{Print}+$ を使って、入力された5つの文字列の中から、印刷可能な文字のみで構成された文字列だけを出力します。
import java.util.Scanner;
import java.util.regex.Matcher;
import java.util.regex.Pattern;
public class Example {
public static void main( String args[] ) {
// 印刷可能な文字のみにマッチする正規表現
String regex = "^\\p{Print}+$";
// 入力データの取得
Scanner sc = new Scanner(System.in);
System.out.println("5つの文字列を入力してください: ");
String input[] = new String[5];
for (int i=0; i<5; i++) {
input[i] = sc.nextLine();
}
// Patternオブジェクトの作成
Pattern p = Pattern.compile(regex);
System.out.println("印刷可能な文字のみの文字列: ");
for(int i=0; i<5;i++) {
// Matcherオブジェクトの作成
Matcher m = p.matcher(input[i]);
if(m.matches()) {
System.out.println(m.group());
}
}
}
}
実行結果
5つの文字列を入力してください: helloöäüçãà öäüçãà Hello1234 1234 welcome 印刷可能な文字のみの文字列: Hello1234 1234 welcome
helloöäüçãà と öäüçãà には非ASCII文字が含まれているため除外され、残りの3つの文字列だけが出力されました。
まとめ
- \p{Print} はASCIIの印刷可能文字(半角スペース〜「~」)にマッチする。
- 日本語やアクセント付き文字などの非ASCII文字は対象外。
- [\p{Print}] のように記述すれば1文字ずつ判定でき、^\p{Print}+$ のようにすれば文字列全体が印刷可能文字のみで構成されているかをチェックできる。
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