Java 9で追加されたInputStreamのtransferTo()メソッドとは?重要性と使い方を解説
Java 9では、InputStreamクラスにtransferTo()メソッドが新たに追加されました。このメソッドは、入力ストリームから出力ストリームへデータをコピーするために使用されます。具体的には、入力ストリームからすべてのバイトを読み込み、読み込んだ順序どおりに出力ストリームへ書き込むという動作を行います。
従来、ストリーム間のデータコピーにはwhileループを用いた手続き的なコードを記述する必要がありましたが、transferTo()メソッドを使えばこの処理をわずか1行で実現できます。ボイラープレートコードの削減と可読性の向上という点で、非常に有用なメソッドといえるでしょう。
構文
public long transferTo(OutputStream out) throws IOException
引数にはコピー先となる出力ストリーム(OutputStream)を指定します。戻り値は転送されたバイト数(long型)です。入出力中にI/Oエラーが発生した場合や、ストリームが閉じられている場合にはIOExceptionがスローされるため、適切な例外処理が必要です。
使用例
import java.util.Arrays;
import java.io.ByteArrayInputStream;
import java.io.ByteArrayOutputStream;
import java.io.IOException;
public class TransferToMethodTest {
public void testTransferTo() throws IOException {
byte[] inBytes = "tutorialspoint".getBytes();
ByteArrayInputStream bis = new ByteArrayInputStream(inBytes);
ByteArrayOutputStream bos = new ByteArrayOutputStream();
try {
bis.transferTo(bos);
byte[] outBytes = bos.toByteArray();
System.out.println(Arrays.equals(inBytes, outBytes));
} finally {
try {
bis.close();
} catch(IOException e) {
e.printStackTrace();
}
try {
bos.close();
} catch(IOException e) {
e.printStackTrace();
}
}
}
public static void main(String args[]) throws Exception {
TransferToMethodTest test = new TransferToMethodTest();
test.testTransferTo();
}
}実行結果
true
この例では、文字列"tutorialspoint"をgetBytes()メソッドでバイト配列に変換し、ByteArrayInputStreamからByteArrayOutputStreamへtransferTo()メソッドを使ってコピーしています。その後、Arrays.equals()メソッドで入力側と出力側のバイト配列を比較したところ、両者が完全に一致していることを示す「true」が出力されました。
このようにtransferTo()メソッドを活用することで、ファイルのコピーやネットワーク通信など、ストリーム間のデータ転送処理をシンプルかつ効率的に記述できるようになります。
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