【Java 9】JShellセッションを閉じずにリセットする「/reset」コマンドの使い方
JShellとは
Java 9では、Java向けの対話型ツールJShellが新たに導入されました。JShellを使うと、宣言(declarations)、ステートメント(statements)、式(expressions)といったコードスニペットを、クラスやメソッドを定義せずにその場で評価・実行できます。
セッションをリセットする「/reset」コマンド
JShellのセッション中に、ツールを終了して再起動することなく状態を初期化したい場合は、内部コマンドの「/reset」を使用します。
このコマンドを実行すると、現在のセッションで入力されたコードはすべて消去され、JShellは起動直後の初期状態に戻ります。たとえば、新しいクラスをテストしたい場合や、以前使った名前をそのまま再利用して新しい変数を作りたい場合などに非常に便利です。
実行例:/listで確認してから/resetでリセット
以下の例では、まず変数 a、y、str を作成しています。「/list」コマンドを使うと、それまでに入力したすべてのコードスニペットを一覧表示できます。その後、「/reset」コマンドを適用すると、現在のセッションがリセットされます。
jshell> int a = 25 a ==> 25 jshell> double y = 30 y ==> 30.0 jshell> String str = "Tutorialspoint" str ==> "Tutorialspoint" jshell> /list 1 : int a = 25; 2 : double y = 30; 3 : String str = "Tutorialspoint"; jshell> /reset | Resetting state.
リセット後の動作
「/reset」実行後は、以前に定義した変数はすべて失われているため、参照しようとするとエラーになります。同じ名前の変数を改めて定義し直すことも可能です。
jshell> /list jshell> x | Error: | cannot find symbol | symbol: variable x jshell> str | Error: | cannot find symbol | symbol: variable str jshell> int x = 15 x ==> 15 jshell> String str = "reset" str ==> "reset" jshell> /list 1 : int x = 15; 2 : String str = "reset";
まとめ
- JShellはJava 9から提供されている対話型のコード評価ツールである。
- セッションを閉じずに状態を初期化するには、内部コマンド「/reset」を使う。
- 「/list」で入力履歴を確認でき、「/reset」後はすべての変数・定義が消去される。
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