macOSにMySQLをインストールする方法を徹底解説
macOSへのMySQLインストールの概要
この記事では、macOS環境にMySQLをインストールする手順について詳しく解説します。macOSでは、ディスクイメージ(.dmg)ファイルとして配布されているパッケージを使用することで、簡単にMySQLを導入できます。
インストール前の準備
インストール作業を始める前に、まず.dmgファイルをダブルクリックしてマウントし、内容を表示しておきましょう。Finderでアイコンをダブルクリックするだけで、イメージがマウントされます。
また、MySQLを新しくインストールする前に、すでに稼働中のMySQLサーバーインスタンスがすべて停止していることを必ず確認してください。停止は以下のいずれかの方法で行えます。
- macOS Serverに搭載されているMySQLマネージャーアプリケーションを使用する
- システム環境設定のMySQL環境設定パネル(preference pane)から停止する
- コマンドラインで「mysqladmin shutdown」コマンドを実行する
パッケージインストーラーを使ったインストール手順
MySQLは公式のパッケージインストーラーを使ってインストールできます。以下の手順に沿って進めていきましょう。
1. DMGファイルのダウンロード
まず、MySQLのディスクイメージ(.dmg)ファイルをダウンロードします。コミュニティ版も無料で公開されています。MySQL公式サイトのダウンロードページにアクセスし、対応するバージョンを選択してダウンロードしてください。
2. インストーラーの起動
ダウンロードしたMySQLインストーラーパッケージをダブルクリックして起動します。パッケージ名はダウンロードしたMySQLのバージョンに基づいて付けられています。たとえば、MySQLサーバーのバージョンが8.0.22の場合、ファイル名は「mysql-8.0.22-osx-10.13-x86_64.pkg」のようになります。
3. インストールウィザードの進行
ウィザードが起動したら、以下の手順で進めてください。
- 最初のイントロダクション画面には、インストール対象となるMySQLサーバーのバージョン情報が表示されます。
- 「続ける」ボタンをクリックしてインストールを開始します。
- MySQLコミュニティ版の場合、GNU General Public License(GPL)のコピーが表示されるので、内容を確認します。
- 「続ける」をクリックした後、「同意する」を選択してライセンスに同意します。
4. インストールタイプの選択
「インストールの種類」画面では、次の2つの選択肢があります。
- 「インストール」: すべてデフォルト設定のままインストールウィザードを実行します。
- 「カスタマイズ」: インストールするコンポーネントを個別に変更できます(MySQL Server、MySQL Test、環境設定パネル、Launchdサポートなど。デフォルトで有効になっているのはMySQL Test以外のすべてです)。
なお、「インストール先を変更」オプションは表示されますが、実際にインストール先を変更することはできません。
5. インストールの実行
「インストール」ボタンをクリックすると、MySQL Serverのインストールが開始されます。
既存のMySQL Serverをアップグレードする場合は、ここでインストールプロセスは完了です。新規インストールの場合は、引き続きウィザードの追加構成ステップに従って設定を行います。
初期設定とパスワード暗号化方式の選択
MySQL Serverのインストールが正常に完了したら、以下の構成ステップを完了させる必要があります。
- パスワードのデフォルト暗号化タイプを選択する
- システム起動時にMySQLサーバーを自動起動するかどうかを設定する
暗号化方式の違い
MySQL 8.0のデフォルトのパスワード認証メカニズムは「caching_sha2_password」(強力な暗号化)です。このステップでは、必要に応じて従来方式の「mysql_native_password」(レガシー)へ変更することも可能です。
- レガシー方式を選んだ場合: 生成されるlaunchdファイルが変更され、ProgramArgumentsセクションに「--default_authentication_plugin=mysql_native_password」が設定されます。
- 強力な暗号化を選んだ場合: 「--default_authentication_plugin」は設定されません。これは、MySQL Serverのデフォルト値であるcaching_sha2_passwordがそのまま使用されるためです。
rootユーザーのパスワード設定
続いて、rootユーザーのパスワードを定義します。また、構成ステップの完了後にMySQL Serverを自動的に起動するかどうかも、このタイミングで切り替えられます。
サマリー画面で完了
最後のサマリー画面には、MySQL Serverのインストールが正常かつ完全に完了したことが表示されます。ウィザードを閉じて作業を終えましょう。これでMySQLサーバーのインストールは完了です。
インストール後のMySQLの起動方法
システム起動時にMySQLを自動起動しないよう選択した場合は、以下のいずれかの方法で手動起動できます。
- コマンドラインからlaunchctlコマンドを使用する
- MySQL環境設定パネルを開き、「開始」ボタンをクリックして起動する
インストール先ディレクトリについて
パッケージインストーラーでインストールを完了すると、各ファイルはインストールバージョンおよびプラットフォーム名に一致するディレクトリ(/usr/local配下)に配置されます。
具体例を挙げると、インストーラーファイルが「mysql-8.0.25-osx10.15-x86_64.dmg」だった場合、MySQLは「/usr/local/mysql-8.0.25-osx10.15-x86_64/」にインストールされ、「/usr/local/mysql」というシンボリックリンクが作成されます。
なお、macOSのインストールプロセスでは、サンプルのmy.cnf(MySQL設定ファイル)は作成・インストールされない点に注意してください。必要に応じて自分で設定ファイルを作成しましょう。
-
LinuxにMySQLをインストールする手順【Ubuntu向け完全ガイド】
この記事では、Linux環境にMySQLをインストールする手順をわかりやすく解説します。 Linuxには、MySQLをインストールするためのさまざまな方法が用意されています。ここでは、Ubuntu 20.04を例に、MySQLをインストールして初期設定まで行う流れを紹介します。以下の手順に沿って進めてください。 ステップ1:ターミナルを開いてコマンドを実行 まず、ターミナルを開き、以下のコマンドを入力します。 Enterキーを押すとパッケージのダウンロードが開始されます。ダウンロードとインストールが完了するまでしばらく待ちましょう。 ステップ2:パスワードの設定 mysql_secure_
-
Microsoft WindowsへのMySQLインストール手順を徹底解説
この記事では、Microsoft Windows環境にMySQLをインストールする手順について詳しく解説します。 MySQLの動作要件 MySQLは、Microsoft Windowsの64ビットオペレーティングシステムにのみ対応しています。サポートされているWindowsプラットフォームの詳細については、MySQL公式サイトの「Supported Platforms」ページをご確認ください。 MySQLのインストール方法 WindowsにMySQLをインストールする方法はいくつかありますが、その中でも最も簡単で推奨されているのが「MySQL Installer(MySQLインストーラ)」を使