MySQLのPREPAREステートメントで変数を使用する方法
MySQLのプリペアドステートメントでユーザー定義変数を活用する
MySQLでは、SET文でユーザー定義変数を設定し、CONCAT()関数と組み合わせることで、動的なSQLを構築してPREPAREステートメントで実行できます。ここでは、実際にテーブルを作成し、変数を使ったプリペアドステートメントの実行方法を順を追って解説します。
1. サンプルテーブルを作成する
まず、以下のコマンドでテーブルを作成します。
mysql> create table DemoTable
(
Id int NOT NULL AUTO_INCREMENT PRIMARY KEY,
FirstName varchar(20),
LastName varchar(20)
);
Query OK, 0 rows affected (0.53 sec)2. レコードを挿入する
次に、INSERTコマンドを使ってテーブルにデータを追加します。
mysql> insert into DemoTable(FirstName,LastName) values('John','Smith');
Query OK, 1 row affected (0.12 sec)
mysql> insert into DemoTable(FirstName,LastName) values('David','Miller');
Query OK, 1 row affected (0.15 sec)
mysql> insert into DemoTable(FirstName,LastName) values('John','Doe');
Query OK, 1 row affected (0.11 sec)
mysql> insert into DemoTable(FirstName,LastName) values('Chris','Brown');
Query OK, 1 row affected (0.15 sec)3. テーブルの内容を確認する
SELECT文ですべてのレコードを表示してみましょう。
mysql> select *from DemoTable;
実行結果は以下のとおりです。
+----+-----------+----------+ | Id | FirstName | LastName | +----+-----------+----------+ | 1 | John | Smith | | 2 | David | Miller | | 3 | John | Doe | | 4 | Chris | Brown | +----+-----------+----------+ 4 rows in set (0.00 sec)
4. 変数を使ったPREPAREステートメントを実行する
MySQLのプリペアドステートメントで変数を利用するには、まず@付きのユーザー定義変数にテーブル名やクエリ文字列を格納し、それをPREPAREとEXECUTEで実行します。
mysql> set @yourTableName :='DemoTable';
Query OK, 0 rows affected (0.00 sec)
mysql> set @query :=CONCAT('select `LastName` from ',@yourTableName, ' where Id=3 ');
Query OK, 0 rows affected (0.00 sec)
mysql> prepare myStatement from @query;
Query OK, 0 rows affected (0.00 sec)
Statement prepared
mysql> execute myStatement;この例では、変数@yourTableNameにテーブル名「DemoTable」を格納し、CONCAT()でSELECT文を動的に組み立てています。その後、prepare myStatement from @query;でステートメントを準備し、execute myStatement;で実行します。
実行結果は以下のようになります。
+----------+ | LastName | +----------+ | Doe | +----------+ 1 row in set (0.00 sec)
まとめ
この方法を使えば、テーブル名など通常は直接埋め込めない値を変数経由で渡せるため、柔軟な動的クエリが可能になります。ただし、動的に組み立てたSQLはSQLインジェクションのリスクを伴う場合があるため、外部からの入力値を扱う際には十分な検証・サニタイズを行うことが重要です。
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