MySQLのCOALESCE関数とは?NULL値と非NULL値の評価順序を実例で解説
MySQLのCOALESCE()関数は、指定された複数の引数を左から右へ順番に評価し、最初に見つかった非NULL(NON-NULL)値を返す関数です。もし最初の引数がNULLでなければそのまま返され、NULLだった場合は次の引数へと評価が進みます。すべての引数がNULLの場合は、最終的にNULLが返されます。
この記事では、実際にテーブルを作成してデータを操作しながら、COALESCE関数の動作を具体的に確認していきます。
1. サンプルテーブルの作成
まず、2つの整数型カラムを持つテーブルを作成します。
mysql> create table DemoTable
(
Number1 int,
Number2 int
);
Query OK, 0 rows affected (5.48 sec)2. テストデータの挿入
INSERT文を使って、NULL値と非NULL値が混在する4件のレコードを挿入します。
mysql> insert into DemoTable values(100,200); Query OK, 1 row affected (0.40 sec) mysql> insert into DemoTable values(NULL,50); Query OK, 1 row affected (0.13 sec) mysql> insert into DemoTable values(10,NULL); Query OK, 1 row affected (0.15 sec) mysql> insert into DemoTable values(NULL,NULL); Query OK, 1 row affected (0.08 sec)
3. 挿入したデータの確認
SELECT文ですべてのレコードを表示してみましょう。
mysql> select *from DemoTable;
実行結果は以下の通りです。
+---------+---------+ | Number1 | Number2 | +---------+---------+ | 100 | 200 | | NULL | 50 | | 10 | NULL | | NULL | NULL | +---------+---------+ 4 rows in set (0.00 sec)
4. COALESCE関数を使ったクエリの実行
ここで、Number1とNumber2に対してCOALESCE関数を適用してみます。
mysql> select coalesce(Number1,Number2) AS NON_NULL_ARGUMENT_FIRST from DemoTable;
実行結果は以下のようになります。
+-------------------------+ | NON_NULL_ARGUMENT_FIRST | +-------------------------+ | 100 | | 50 | | 10 | | NULL | +-------------------------+ 4 rows in set (0.00 sec)
結果のポイント
- 1行目: Number1が「100」(非NULL)なので、そのまま「100」が返されます。
- 2行目: Number1がNULLのため評価が次へ進み、Number2の「50」が返されます。
- 3行目: Number1が「10」(非NULL)なので、「10」が返されます。
- 4行目: 両方ともNULLのため、最終的に「NULL」が返されます。
このようにCOALESCE関数は、NULL値を別の代替値に置き換えたい場合や、複数のカラムから最初に有効な値を取得したい場合に非常に便利です。デフォルト値の設定やデータクレンジングなど、実務でも幅広く活用できる基本的な関数です。
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