MySQLで降順(DESC)ソート時にNULL値を先頭に表示する方法
はじめに
MySQLで特定のフィールドを基準に降順(DESC)で並べ替えを行い、NULL値を先頭に表示したい場合があります。通常のORDER BY句では、MySQLはNULLを最小値として扱うため、降順ソートではNULLが最後に配置されます。しかし、GROUP BY句とIS NULL条件を組み合わせることで、NULL値を意図的に先頭に持ってくることが可能です。
基本構文
NULL値を先頭に表示しながら降順で並べ替えるには、以下の構文を使用します。
select yourColumnName from yourTableName group by yourColumnName is null desc,yourColumnName desc;
ポイントは「yourColumnName IS NULL」という式です。NULLの場合は1、それ以外は0と評価されるため、これを降順にソートすることで、NULL値のレコードが最初に来るようになります。
動作確認用テーブルの作成
実際に構文を試してみましょう。まず、サンプル用のテーブルを作成します。
mysql> create table OrderByNullFirstDemo -> ( -> StudentId int -> ); Query OK, 0 rows affected (0.56 sec)
レコードの挿入
次に、INSERTコマンドを使って数件のデータを挿入します。NULL値を含むレコードも登録しておきます。
mysql> insert into OrderByNullFirstDemo values(100); Query OK, 1 row affected (0.13 sec) mysql> insert into OrderByNullFirstDemo values(200); Query OK, 1 row affected (0.13 sec) mysql> insert into OrderByNullFirstDemo values(150); Query OK, 1 row affected (0.13 sec) mysql> insert into OrderByNullFirstDemo values(NULL); Query OK, 1 row affected (0.15 sec)
テーブル内容の確認
SELECT文ですべてのレコードを表示して、挿入結果を確認しましょう。
mysql> select *from OrderByNullFirstDemo;
実行結果は以下の通りです。
+-----------+ | StudentId | +-----------+ | 100 | | 200 | | 150 | | NULL | +-----------+ 4 rows in set (0.00 sec)
NULL値を先頭にした降順ソートの実行
それでは、冒頭で紹介した構文を実行し、NULL値を先頭に表示したまま降順で並べ替えてみます。
mysql> select StudentId from OrderByNullFirstDemo group by StudentId is null desc,StudentId desc;
実行結果:
+-----------+ | StudentId | +-----------+ | NULL | | 200 | | 150 | | 100 | +-----------+ 4 rows in set, 2 warnings (0.00 sec)
ご覧のとおり、NULL値が一番最初に表示され、その後に数値が降順(200→150→100)で並んでいます。
まとめ
GROUP BY カラム名 IS NULL DESCを使うことで、NULL値かどうかを判定したグループ分けができる。- NULLは1、非NULLは0として評価されるため、DESC指定によりNULL行が先頭に来る。
- その後ろに同じカラムの
DESCソートを組み合わせることで、実データも降順に並ぶ。
なお、より一般的にはORDER BY句でも「ORDER BY yourColumnName IS NULL DESC, yourColumnName DESC」という書き方が使えます。用途に応じて使い分けるとよいでしょう。
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