MySQLテーブルのユーザーパスワード列をMD5からSHA256へ変換する方法
MySQLでMD5パスワードをSHA256に変換するには?
MD5形式で保存されたパスワードをSHA256に変換するには、SHA2()関数を使用します。この関数はSHA-2ファミリーのハッシュ関数(SHA-224、SHA-256、SHA-384、SHA-512)を計算でき、第2引数でビット長を指定します。
以下、実際の手順をサンプルコードとともに解説します。
1. テーブルを作成する
まず、パスワードを格納するためのテーブルを作成します。
mysql> create table DemoTable818(UserPassword text);
Query OK, 0 rows affected (0.51 sec)
2. サンプルデータを挿入する
INSERT文を使い、MD5()関数でハッシュ化したパスワードを登録します。
mysql> insert into DemoTable818 values(MD5('John_123'));
Query OK, 1 row affected (0.11 sec)
mysql> insert into DemoTable818 values(MD5('999Carol@22'));
Query OK, 1 row affected (0.14 sec)3. 登録データを確認する
SELECT文ですべてのレコードを表示してみましょう。
mysql> select *from DemoTable818;
実行結果は以下の通りです。32文字のMD5ハッシュが保存されていることがわかります。
+----------------------------------+
| UserPassword |
+----------------------------------+
| 47c7d0987db4e59e2264ce9fefce4977 |
| 950aa70edd5b686a807b3bfffdf2248c |
+----------------------------------+
2 rows in set (0.00 sec)
4. MD5をSHA256に変換するUPDATE文
以下のUPDATE文を実行すると、既存のMD5ハッシュがSHA256に一括変換されます。第2引数の「256」は、生成するハッシュのビット長を指定するものです。
mysql> update DemoTable818 set UserPassword=SHA2(UserPassword,256);
Query OK, 2 rows affected (0.19 sec)
Rows matched: 2 Changed: 2 Warnings: 0
5. 変換後のデータを確認する
もう一度テーブルの内容を確認します。
mysql> select *from DemoTable818;
実行結果を見ると、各レコードが64文字のSHA256ハッシュに更新されていることが確認できます。
+------------------------------------------------------------------+
| UserPassword |
+------------------------------------------------------------------+
| 8b68c46294a9ccb2449324c24fe774f95b7c14e4b56fc51c7f8e6c5b01c7020f |
| 9cc80741546051ae3de7d31246327968c98af3c65125376acb7b49a0760d42a3 |
+------------------------------------------------------------------+
2 rows in set (0.00 sec)
補足:セキュリティ上の注意点
MD5は衝突耐性が低く、現在ではパスワードの保存用途には推奨されていません。SHA256への移行により安全性は向上しますが、「MD5ハッシュをさらにSHA256でハッシュする」方式は、平文パスワードから直接ハッシュし直す場合に比べるとベストプラクティスとは言えません。可能であれば、ユーザーに再ログインを促したタイミングで、ソルト付きのbcryptやArgon2などより強力なアルゴリズムを使ってパスワードを保存し直すことをおすすめします。
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